厳しい自販機ビジネス業界
結論から言うとかなり厳しそうという事が分かりました。
様々なブログ等で調べてみた所、良くてトントン悪いと赤字という結構大変そうなビジネスモデルだなという感想を抱きました。
やはり副業の定番であり、業界としては飽和状態のようですね。
幾つかのブログやサイトを調べてどれくらい儲かるのかを調べてみました。
2種類の事業形態
自販機ビジネスには大きく分けて2通りのビジネスモデルがあります。
全部業者に丸投げするフルオペレーションと、自分で補充などを行うセミオペレーションの2種類です。
勿論フルオペレーションの方が完全な不労所得である分利益率も下がりますし、セミオペレーションは自分で補充などをしなければならないので不労所得とはちょっと違います。
気になる利益は??
そんな前置きなんてどうでもいいから儲かるか早く教えろ。との声も聞こえてきそうなので早速利益をシュミレーションして見ましょう。
フルオペレーションの場合
おおよそ利益率10~20%、1本あたり10円~20円ほどが平均的な利益になるみたいです。
例えば1日20本、月に600本売れ、1本あたり10円の利益の場合月に6000円の収入になります。
しかし、ここから電気代が引かれます。
古いタイプだと月7000円、新しい節電式だと月3000円くらいです。
つまり、1日20本ではよくてかろうじて黒字、悪いと赤字になりますね。
1日20本売るのはなかなか大変そうなので、これで儲けるのは難しいかもしれません。
セミオペレーションの場合
一方で自分で仕入れから補充、清掃までを行うセミオペレーションの場合はどうでしょう。
こちらはマージンを取られない為、単純に販売価格-仕入れ値がそのまま利益になります。
仕入れサイトなどを見てみるとペットボトル1本あたり50円ほどで仕入れられるようですね。
それを100円で売る場合、100-50=50円が利益になります。
先ほどと同様に1日20本で月30,000円の利益。
ここから同じく電気代3000~7000円を引くと・・・なんと手元に2万円ほどの利益が残ります。
これなら自販機ビジネスで儲けることが出来そうです。
そんなに上手い話ではない
とようやく光明が見えてきた自販機ビジネスですが、実はまだ見落としている事があります。
このセミオペレーションでは自分で自販機を用意しなければならないのです。
こちらも調べてみたところ自販機は新品だと100万円以上。中古でも20~30万円はします。
そしてもう一つ、土地の問題もあります。自宅の軒先でやるなら土地代は0円ですが、そんな立地に恵まれている方がまれですので、土地を借りる事になります。
こちらも相場は1台あたり月1万円が相場のようです。
さらにもう一つ、売れ残りのリスクも忘れてはいけませんね。仕入れたものが全部売れる訳ではないのでこちらも計算しないといけません。
ちょっと数字がたくさん出てきてしまったので一度整理してみます。
・セミオペレーション(自分で補充する)で土地を借りて行い
700本仕入れて1日20本100円のジュースが売れた場合
本体代¥300,000
売り上げ600×100=¥60,000
仕入れ50×700=¥35,000
電気代¥3,000
土地代¥10,000
=¥12,000
なんとか利益が残せそうな数字ですね。
そして本体代は300,000円なので300,000÷12,000=25ヶ月
26ヶ月目から黒字化出来そうです。
1台あたりの平均売り上げ高
ただし、これは平均値を上げてしまう駅前の繁華街などの超優良な物件が含まれています。
反対にド田舎の田んぼの側に赤字覚悟で設置するドМはそうそういないので平均値自体が体感より高くなってしまっていると思います。
やはり、今回の例に出した1日20本が現実的なラインではないでしょうか。
自販機の儲かる設置場所
自販機の儲かる設置場所は、人通りの多い所です。
人通りの多い通り沿いや、商店の前、工場や事務所の内部など、人が多い所に自販機を設置すると利益を上げやすいです。
反対に利益が上げにくいのは、自動販売機の乱立地や住宅街です。
不動産投資の練習になるのでは
という訳で、今回は自販機ビジネスは儲かるのかについて徹底的に調べてみました。
やはり立地によっては黒字化出来るものの、そう簡単にはいかないようですね。
ビジネスモデルとしては不動産投資と似ているため、不動産投資の練習として小資本で出来る自販機ビジネスを行うというのも良いかもしれません。
その他の儲かるビジネスについては、こちらをご覧ください。
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