1日10万円以上?人気の石焼き芋屋ビジネス
皆さんも食べたくなった経験がありますよね。
昔から副業の定番として有名な石焼き芋の移動販売は流行り廃りのない商材のため、今から参入しても安定的に稼ぐことが出来ます。
ベテランの焼き芋屋は一日で10万円以上を売り上げることも珍しくなく、夢のあるビジネスモデルでもあります。
さらには、初期費用の安さやオペレーションの簡単さにより、外注化戦略も選択肢に入るので、収入は青天井です。
この記事では、そんな石焼き芋屋さんの初期投資の費用や年収などを解説します。
石焼き芋屋とお金の話
石焼き芋屋とお金の話1:初期費用
まずは初期投資ですが、必ずいるのが車です。
動けばいいので安いものを探せば15万円も出せば手に入ります。
それに加え釜などを全部足しても30万円もあれば十分開業出来るでしょう。
新しいビジネスを始めるときは、気分も高揚しているので、新品の車に高い設備を揃えたくなります。
しかし、ビジネスを始めるときのコストが大きくなると、その後の運営が難しくなるのです。
よって、初期費用は出来るだけ安くする必要があります。
石焼き芋屋とお金の話2:仕入れ
石焼き芋屋とお金の話2−1:仕入れ価格
商品になる芋は、仕入れ時にはキロ単位で買うことになりますが、おおよそ1本50-100円になります。
ここは味を決める大事な所なので、多少金額が高くても納得するものを選びたいですね。
安納芋や紅あずま、パープルスイート、シルクスイートあたりの品種が甘くて焼き芋に合う品種のようです。
石焼き芋屋とお金の話2−1:仕入先
直接農家から仕入れれば、中間マージンを取られない分安く仕入れることは出来ますが、その場合、仕入先を数か所用意しておかないと、安定的に仕入れが出来なくなります。
その都度連絡を取ったり、価格交渉をしたりと手間も増えるので、素直に卸市場で仕入れるのが良いでしょう。
石焼き芋屋とお金の話3:売値
これは大きさによって変わりますが、250~500円くらいが相場です。
ただし、500円は少し高めの価格設定です。
仕入れが100円売値が400円なら、1本売る毎に300円の粗利益になります。
石焼き芋屋とお金の話4:経費
このビジネスでかかる経費は大きく2つ、ガソリン代とガスボンベ代です。
平均的な稼働で、ガソリン代1000円、ガスボンベ代2000円が一日に掛かる費用です。
仕入れる芋も込みでおおよそ月20万円くらいの支出になるでしょう。
石焼き芋屋とお金の話5:売り上げ
これに関しては売り手の技量や立地に左右されてしまうのでなんともいえませんが、平均1-3万円を一日で売り上げます。
ただし、1日に10万円売り上げるような凄腕もいるようなので、工夫次第ではもっと伸ばせそうです。
石焼き芋屋の年収
それでは実際に、石焼き芋屋の年収を計算してみましょう。
前提条件
前提条件はこのようになります。
・1日30本
・仕入れ100円
・売値400円
・経費1日3000円
・1ヶ月25日稼動
月の利益
前提条件のように1日30本を売り上げると、一ヶ月で15万円の利益が残ります。
初期投資にお金を掛けて、月に25日も労働をして月の利益が15万円ではあまり旨味はなさそうです。
そこで、同じ計算で1日50本売れたとすると、一ヶ月で30万円の利益になります。
これなら年収360万円となり、会社員と同じくらいの収入になるでしょう。
石焼き芋屋の外注化
1人ではなかなかビジネスとしての旨みが大きくなさそうなので、人を雇って町中をグルグルと回ってもらいましょう。
前提条件
・設備を5台分用意
・人も5人雇う
・業務時間は昼の2時から6時まで(時給900円)
・1日30本売れる
・その他は前の条件と同じ
以上で計算してみましょう。
月の利益
一人で30本売っていた時は一ヶ月15万円でしたが、外注化して5人が30本ずつ売ってくれると
一ヶ月30万円の利益になります。
初期投資が150万円程かかるので、1シーズン5ヶ月稼動出来れば一年で初期投資分は回収できそうですね。
かなりざっくりした計算なので実際はもう少し利益が減ると思いますが、売り上げを上げる工夫が出来れば十分ビジネスとして機能しそうです。
石焼き芋屋のメリット
石焼き芋屋のメリット1:流行り廃りがない
近年では、『白いたい焼き』や『タピオカ』が大流行し、数年で見る影もないくらい廃れていきました。
しかし『石焼き芋』は、日本の生活に根付いており、毎年の冬の風物詩となっています。
よって、一度運営が軌道に乗れば、同じノウハウで長い期間経営を続けることが出来ます。
石焼き芋屋のメリット2:初期費用が安い
普通の店舗型の飲食店の場合、1000万円以上の初期費用が必要です。
しかし、石焼き芋の移動販売なら最安で30万円、余裕も持っても100万円もあれば十分です。
石焼き芋屋のメリット3:オペレーションが簡単
石焼き芋販売は、仕入れから販売までの一連の流れに難しい技術は必要ありません。
よって、人を雇って事業拡大することも容易に出来ます。
また専門知識が必要ない分、比較的安い人件費で雇い入れられます。
石焼き芋屋のデメリット
石焼き芋屋のデメリット1:期間限定
石焼き芋屋のメインシーズンは10月から4月です。
およそ半年しか稼働出来ないので、その半年で一年分の利益を出すか、夏はわらび餅屋に転向するか戦略をしっかりと練る必要があります。
石焼き芋屋のデメリット2:参入障壁が低い
移動販売で石焼き芋屋を行うための初期費用は、喫茶店のような店舗型の飲食店と比べて圧倒的に安く済みます。
また、フランス料理のように技術力が求められる商材でもないので、修行をしなくても簡単に始めることができます。
どちらも始めやすいメリットではありますが、裏を返せば参入障壁が低く、ライバルが出現しやすいビジネスモデルです。
同じ商圏で安売り合戦にならないように常にライバルの動向を探っておきましょう。
石焼き芋屋のデメリット3:天候に左右される
石焼き芋を移動販売車で売る場合、天候の影響をかなり大きく受けてしまいます。
想像してみれば分かりやすいですが、雨の日にわざわざ傘を差して濡れながらでも買いたい人はほぼいないでしょう。
また、気温についても夏より冬の方が売れやすいですが、気温が低すぎるとわざわざ外に出て買いたいと思わなくなってしまうので、売り上げは少なくなります。
スーパーやコンビニですら天気や気温で売り上げが変わりますが、石焼き芋屋はそれらと比べ物にならないくらい影響を受けます。
まとめ:石焼き芋屋は稼げるビジネス
流行り廃りのない石焼き芋ビジネスは、一度軌道に乗れば5年後も10年後も同じように稼せげるメリットがあります。
また、営業自体はそれほど難しくないため、人材確保さえ出来れば外注化による多店舗展開も他のビジネスに比べて圧倒的少額で行えます。
もし、何か新しいビジネスを始めたいと考えている方は、石焼き芋屋さんを始めてみてはいかがでしょうか。
その他の儲かるビジネスについては、『【完全網羅】儲かるビジネス21選を具体的な数値で解説!!【保存版】』で解説しています。
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