『スワップポイント投資』とは 

 スワップポイントとはFX用語の一つで、高金利の通貨を所有した際にその金利を日割りで受け取れるというシステムの事です。

 例えば高金利通貨のメキシコペソを円建てで所有した場合、1万通貨(約6万円)につき毎日13円ほどのスワップポイントを受け取る事が出来ます。
 6万円も投資して、1日13円は安いと感じるでしょうが、FXにはレバレッジという投資資金の数倍の取引が出来るシステムがあり、普通スワップポイント投資をする場合は、そのレバレッジを掛けて投資をすることになります。

 レバレッジを上手く利用して、メキシコペソに投資を続ければ、『年利20%』という投資業界ではありえないような高い利回りを達成することも可能です。


投資効率を上げる『レバレッジ』

 レバレッジとはてこの原理の事で、FXではこのレバレッジをかけることで最大で保有資産の25倍の通貨を取引することができます。

 別に怪しい詐欺話ではなく、為替というのは株などに比べて値動きが小さく投資案件としては利益を上げにくいです。その値動きの小ささを補うために、レバレッジというシステムが存在します。
 大手投資機関や、大物投資家も普通に使っているシステムなので、それ自体に危険性はありません。

 例えば先に上げたメキシコペソ10000通貨の例の場合、本来なら6万円必要ですがレバレッジ25倍を使う事によってわずか2400円でポジションを持てます。
 現実的には25倍で所有してしまうと、少しでもレートが逆行してしまうと強制決済されてしまうのでもう少し低いレバレッジで所有する事になりますがレバレッジを上手く利用することで資産の増加スピードが倍増します。


現実的なレバレッジの倍率

 一般的によく言われるのは、短期投資ならレバレッジ10倍程度。長期投資ならレバレッジ2-3倍程度が安全とされています。
 スワップポイントを狙うのならば長期投資になるので、最初はレバレッジ2-3倍がおすすめです。

 レバレッジ3倍でどれくらいのスワップポイントが得られるか計算してみます。
 レバレッジ3倍で10,000ペソを所有する場合約20,000円必要になります。そして受け取れるスワップは13円/日です。年間で約4,745円です。年利約23%。これなら投資対象として十分ではないでしょうか。
 もちろんこれに加えて為替差益もあるので、上手くいけばそれ以上のリターンが狙えます。


スワップポイント生活をするには

 スワップポイント生活の基準を、月に20万円。年間240万円をスワップポイントだけで稼げることと仮定します。
 年間240万円スワップポイントだけで稼ぐには、レバレッジ3倍ならわずか1012万円の資産で達成出来ます。
 これなら、多くのサラリーマンも倹約や副業に真剣に取り組めば、10年間で達成することも十分に可能でしょう。

 ただし、この計算は為替相場の変動を加味していない机上の空論のため、ここから円安メキシコペソ高になるなら、さらに資産を増やすことが出来ますし、円高メキシコペソ安になるなら、スワップポイント生活が達成出来ないことになります。
 未来のことは誰にも分かりませんが、長く経済が停滞している日本の円と、最強国アメリカの隣国で経済発展が著しいメキシコのペソのどちらが通貨高になりやすいかと言えば、圧倒的にメキシコペソだと私は考えています。

 現に金利を高くすると、長期的には通貨安圧力がかかりますが、メキシコペソは他の高金利通貨と比べて通貨の下落幅はかなり小さいです。
 よって、これから先もメキシコペソを保有した場合、『金利収入>通貨安』となり、トータルではメキシコペソを保有しているだけで利益が出る可能性が高いと考えています。


スワップポイント投資におすすめの通貨

 スワップポイント投資に一番おすすめの通貨は、先程例に出したメキシコペソです。
 安定的な高金利安定的な為替相場、そして将来の経済成長への期待感。と長期投資が基本となるスワップポイント投資において、必要な条件をしっかりと満たしています。

 メキシコペソ以外にも投資をしたいと考えた場合、次点でおすすめなのが、南アフリカランドです。
 南アフリカは、メキシコに比べると経済的な脆弱性が目立ちますが、これから先成長が期待されるアフリカ大陸の中でも既に成長が始まっている国です。
 また、ダイヤモンドのような希少資源の一大産地である点も経済発展に寄与しています。
 メキシコペソだけの一点投資が不安な場合は、南アフリカランドとの分散投資も十分に選択肢として考えられます。


スワップポイント投資の注意事項

 FX業者がスワップポイント投資を宣伝する場合、トルコリラを例に上げて利回りを計算しているケースが多いです。
 これは、トルコリラが、常に10%以上の圧倒的な高金利であるため、『トルコリラにレバレッジを掛けていけば、年利50%も狙える』と宣伝出来るからです。

 しかし、トルコリラは通貨が誕生して以来、ずっと右肩下がりで下落を続けているリスクが極めて高い通貨です。
 直近10年間で見ても、どのタイミングで投資を始めたとしても、損失を抱えることになり、この先10年間もおそらく同じことになると簡単に予測出来ます。
 よって、何があってもトルコリラだけは投資をするべきではありません。


まとめ

 スワップポイント投資は低資金で始められ、毎日小額を受け取れるため初心者にも始めやすい投資だと考えています。

 注意点としては、人間の欲というのは無尽蔵なので少し利益が乗ってくるとレバレッジを上げてもっと稼ごうと考えてしまいます。
 しかしその場合コロナショックのような10年に1度クラスの金融危機が起きた場合資産をすべて失ってしまう事になります。
 それさえ気を付ければ十分旨みの大きい投資だと考えています。

 その他のスワップポイント投資に関する記事を『スワップポイント投資のコツ6選』にまとめています。ぜひ他の記事もご覧ください。