会社員のランチ代は575円!
2000年では700円あった会社員のランチ代は徐々に下がってきています。
デフレが続く日本において、特に結婚しているサラリーマンの方の懐事情は年々悪化している印象です。
今回は会社員のお小遣い額や、平均年収などを解説します。
会社員のお小遣い
おそらく多くの方にとって高く見えると思いますが、ちゃんと理由があります。それは、副業です。
近年では、多くの企業で副業が解禁されており、副業によって得られたお金の多くはそのままお小遣いに回すことが出来ているようです。
副業をされている方の副業収入の中央値は月3万円なので、これが会社員のお小遣いの平均値を引き上げていることは間違いありません。
お小遣いの使い道を見てみると、一番多いのはランチ代で(約50%)、そして携帯代(約30%)、趣味・嗜好代(20%)と続きます。
こう見るとお小遣いの多くは、ランチ代や携帯代など固定費でほとんど消えてしまっているようです。
本当に自由に使えるお金はもっと少ないでしょう。
会社員のへそくり
そして、その中央値は男性20万円、女性10万円です。
毎月数千円ずつ貯めているという涙ぐましい様子が浮き彫りとなりました。
ただし、50代ともなると、平均額が100万円弱にまで膨らんでいるようで、日々の努力の成果が見てとれます。
かつてはへそくりの隠し場所と言えば、タンスや引き出しの中が定番ですが、現在ではポイントカードで所有することが定番になってきているようです。
会社員の年収
長いデフレの影響で、この20年ほぼ変動なく推移しています。
中小企業を中心に約3割の企業はボーナス制度がないという統計データもあり、会社員の懐事情は厳しいと言わざるを得ません。
会社員のボーナス
会社員のうちボーナスを支給されているのは、全体の7割です。
そして、2021〜2022年の年間支給額の中央値は、105万円です。
ボーナス額の多い大企業や公務員も含めた中央値なので、自身の感覚とズレていると感じる人もいるでしょう。
一時はコロナショックにより、ボーナス額が減少傾向でしたが、これから先少しずつ増加していくことが予測されています。
会社員の貯蓄額
会社員世帯の貯蓄額の中央値は419万円です。
当たり前ですが、年齢が上がるにつれて貯蓄額も大きくなりますし、子供のいない夫婦は貯蓄額が多くなり、シングルマザーの貯蓄額はほぼゼロに近いです。
ただし、この数値には、持ち家などの資産と、ローンなどの負債が含まれていないため、実質的な資産はもっと少なくなりそうです。
年収300万円のお金にまつわる事情を『年収300万円のお金に関する実態6選【時給・手取り・ふるさと納税・年金etc.】』で解説しています。ぜひご覧ください。