結婚と年収
『どんな人とお付き合いしたいですか?』と言われれば、優しい人とか背が高い人など、性格や外見が重視されがちですが、『結婚するならどんな人がいいですか?』と聞かれると、まず上がるのが、年収だと思います。
結婚後の生活を真面目に考えれば考えるほど、夫の年収というのは重要なステータスになってきます。
実際に各社が毎年行っている『結婚相手に求める年収』のアンケート結果は、400-500万と500-600万がそれぞれ約25%ずつで全体の半分を占めています。
実際の男性の懐事情は・・・
しかし、この記事を読んでいる未婚男性の方々は、『年収500万円なんてまったく届いていないぞ・・・』とギクッとしたと思います。
実際に男性の年収の中央値(2021年版)を調べてみると、
20代前半 300万円
20代後半 340万円
30代前半 390万円
30代後半 430万円
となっており、年収の中央値が500万円を超えるのは40代後半〜50代前半にかけてです。
20代の女性が求める相手の年収は、半数以上が年収400万円以上を希望しているため、最低でも相手の男性は30代後半になってきます。なかなか年齢差のある夫婦がたくさん現れそうですね。
専業主婦になるには・・・
また、結婚を機に仕事を辞めても良いと思える相手の年収は、平均して800万円以上となっており、一部の役員クラスか資産家くらいしか該当しない数値になっています。
確かに子供を2人持って、新築のマイホームを買って、自分の習い事やママ友とのランチ代も・・・と考えると、それくらいの金額は必要になってきます。
かつては当たり前だった専業主婦というお仕事は、今の日本には"贅沢品"になってしまったようです。
結婚相談所で起きている『女あまり』
今のネット社会では、結婚相談所に登録されている男性を一度に大量に見比べることが出来ます。そんな時に、性格や外見は数値化出来ないので、男性を数値化する一番簡単な方法が年収になります。
女性から見ても、顔写真とプロフィールの文面を見ただけで男性を選ぶのは難しいので、まずは『年齢』と『年収』でふるいにかけるしまいがちです。
しかし、実際に登録されている若い男性の半数近くは年収300万円未満に属しているため、マッチングが起きるはずもありません。
こうして、理想の高い女性が市場に残り続けることで、最近の婚活市場は女性あまりが起きているようです。
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