コロナ禍で注目の集まる金(きん)投資、そのメリットとデメリットや投資方法について解説

コロナ禍で注目が集まる金投資


 コロナ禍により、世界経済が混迷を続けている現在、『有事の金』と言われている金投資に資金が集まっており、2019年には6000円台だった金相場は、現在7000円台にまで高騰しています。

 人類が文明を築いて以来、長く資産としての地位を確立してきた金は、現代の我々の資産の保存方法としても有益です。しかし、金投資をするにあたり注意点もあります。

 今回は、そんな金投資のメリット・デメリットや投資方法などを解説していきます。



金投資のメリット

高騰中

 金の価格は、ここ数年で上昇を続けています。

 2018年には約4500円、2019年は約5000円、2020年は約6000円、そして現在は6500円と綺麗な右肩上がりを形成しています。

 コロナショックにより世界経済が混乱したことで、『有事の金』としての価値が評価されています。


量が決まっている

 金は稀少で有限のため、いずれ枯渇します。

 使用済みの金を溶かして再利用することも盛んに行っていますが、それでもどうしてもロスは出てしまうので、このまま消費を続けていけば、ますます希少性は高くなっていくでしょう。


 そして、金については、その稀少性による貨幣のような価値だけでなく、電気信号を伝えやすいという特徴から、電子機器に使われたりもしています。よって、この先もその需要は無くならないでしょう。

 供給量が少なく、需要が大きいため、この先も値段がどんどん上がっていっても不思議はありません。


有事の際のリスクヘッジが出来る

 金は有事の際に高くなると言われています。

 多くの方が投資をしている株式や債権、不動産などは有事の際に下落します。

 よって、資産の一部を金で保有することで、資産の減少に対するリスクヘッジになります。



金投資のデメリット

利子・配当金がない

 金はそれ自体が何かを生産している訳ではないので、債権や株式のように利子や配当金がありません。よってFXでよく使われる『ゼロサムゲーム』という表現が金にもあてはまります。

 よって、金投資を行うことで、資産を守ることは出来ますが、積極的に資産を増やそうとする場合、不適切な投資対象といえます。


盗難リスク

 あまり主流ではありませんが、金を延べ棒やアクセサリーとして現物で保有する場合、紛失や盗難のリスクが常につきまといます。

 現物で金を持ちたい場合はこのリスクを念頭に置いておく必要があります。


高値掴みの可能性がある

 メリットの方でも述べましたが、現在の金価格は高騰を続けています。

 言い換えると割高であるとも言えるので、将来的に下げると予測するならば、今投資をすると高値掴みをすることになります。




金への投資方法

現物

 一番分かりやすい保有方法が現物保有です。

 延べ棒やアクセサリーとして保有することで、資産を持っている実感が湧くというメリットがありますが、盗難・紛失のリスクが常につきまといます。

 また購入時に手数料がかかることがデメリットとしてあります。


ETF

 金価格と連動するようなETFもあります。

 こちらは手数料もほとんどかからず、紛失のリスクもありません。

 また数千円程度の少額から投資を出来るので、初心者や積立に向いています。

 楽天やSBIなどどの証券会社も金に連動したETFは存在するため、一度ご自身の証券会社を調べてみることをおすすめします。


金鉱株

 配当金が欲しい場合は金鉱株に投資をするのもおすすめです。

 金価格が上昇すると、その上昇率以上に株価が上昇する『オペレーティング・レバレッジ』という現象が起こります。


 『オペレーティング・レバレッジ』を説明するために、2つの例を示します。

(1)金価格が1g110円で採掘コストが100円の場合

   1g採掘するたびに10円が金鉱会社の利益になります。

(2)金価格が1g120円で採掘コストが100円の場合

   1g採掘するたびに20円が金鉱会社の利益になります。


このように(1)と(2)を比べた場合、金価格が約10%しか上昇していないのに、利益が2倍に増えています。これが『オペレーティング・レバレッジ』というものです。

 この効果により、直接金に投資をする以上にリターンを狙えるのが金鉱株のメリットです。


 しかし、金鉱は鉱夫さんのストライキも頻繁に起きたり、電力不足で採掘が止まったりというリスクもあるので注意が必要です。


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