LED電球の電気代


 LED電球は、白熱電球に比べ少ない電力で同じくらい部屋を明るくすることが出来る省エネ機器の代名詞のような照明器具です。

 LED電球の消費電力は白熱電球の約1/6で、白熱電球で60W相当のものが、LED電球なら同じ明るさを10Wほどで出すことが出来ます。

 60Wの照明を1日8時間使うと、1年で4,380円の電気代がかかりますが、10Wなら730円です。
 つまり、1年で3,650円の節約になります。

 照明は一箇所では無いはずなので、2つなら7,300円、3つなら10,950円もの節約が出来ます。 


買い替え費用

 たった3箇所の白熱電球をLED電球に変えるだけで年間1万円の節約になりますが、LED電球の購入代金はどれくらいかかるのでしょうか。

 一昔前は、かなり高額でしたが、近年では普及も進んでおり、価格も低下してきています。
 LED電球はおおよそ1つ500円で購入出来ます。


 白熱電球なら200-300円くらいで購入出来るのでLED電球の方がやや割高ですが、一般的にLED電球の寿命は10年以上、白熱電球は半年ほどと言われており、購入代金だけで見てもLED電球の方が割安と言えます。

 まとめると、電気代も1/6ほどになり、本体も長寿命の分割安なため、今白熱電球を使っている方は、その電球が壊れるのを待たなくても、LED電球に交換する方が節約になります。


LED電球に交換できないケース

 基本的に今使っている白熱電球は、そのままLED電球に交換して大丈夫です。

 注意点として、電球の付け根のネジのような部分『口金』には、『E26』や『E17』などいくつか大きさがあるので、今使っている白熱電球と同じ大きさの口金のLED電球でないと接続できません。

 それ以外にもいくつかLED電球を使えない場合があるので、以下で解説します。


LED電球に交換できないケース1:浴室

 白熱電球は内部が密閉されているので湿気に強いですが、LED電球は密閉構造ではないので浴室で使用すると極端に寿命が短くなります。

 最近では、浴室でも利用できるLED電球も発売されているので、浴室をLED電球に変える場合は必ず『防湿型』を選びましょう。


LED電球に交換できないケース2:屋外

 浴室と同様に雨や多湿の影響を受けるので、屋外でLED電球を使用する場合は、『防湿型』を使用するようにしましょう。



LED電球に交換できないケース3:密閉型照明器具

 LED電球は、白熱電球に比べて熱くなりにくい特徴があると言われています。

 しかし、触ると火傷するくらいには熱く、『白熱電球よりマシ』と表現する方が正しいかもしれません。

 そして、LED電球は、白熱電球より精密な構造をしており、熱に弱いという特徴もあります。


 ランタン型のような電球を密閉している照明器具でLED電球を使用すると、熱が籠もりLED電球の寿命が極端に短くなります。

 近年では、『密閉対応型』のLED電球も売られているので、密閉している場所で使用したい場合は、よくパッケージの説明欄を見てください。


LED電球に交換できないケース4:明るさ調整機能のある照明

 備え付けの照明でつまみやリモコンで明るさ調整可能なものは、『調光機能対応型』のLED電球を使用しないと、内部の回路が破損し多額の修理費が掛かるので気を付けましょう。

 また、人感センサー機能のある照明器具にLED電球を使用する場合も、『センサー付き』の物を使用しましょう。


まとめ:LED電球に変えるだけで年間数千円の節約になる


 現在でもアパートを新たに借りたり、一軒家でもトイレの電球等普段あまり使用しない照明には、昔ながらの白熱電球が使われていることがあります。

 それらをLED電球に変えるだけで月々の電気代を減らすことに繋がります。

 ぜひ、一度ご家庭の照明器具を確認してみてください。


 その他の家電の節約方法は、『【まとめ】電気代節約方法12選!家電別にオトクな節約方法を解説します!!』をご覧ください。