レバナスはなぜ危険なのか?
レバナスとは、アメリカの株価指数である『ナスダック100』にレバレッジをかけた金融商品です。
レバレッジとはてこの原理を表す金融用語で、レバレッジをかけることで保有資金の2倍3倍の商品を購入することが出来ます。
つまり、レバナスという金融商品はアメリカ全体の株価の値動きに対して、2倍または3倍の値動きをする投機性の高いものになります。
世界経済が好調のときは、その恩恵を倍にして受け取ることが出来ますが、有事の際の値下がりも倍の影響を受けてしまいます。
さらに株式市場は、基本的にはゆっくり右肩上がりで上昇しつつ、有事の際に一気に下落するという特徴があるので、その下落時にレバレッジをかけた金融商品を保有していると、一気に資産が目減りします。
暴落とレバナス
レバナスが危険と言われる理由は、有事の際に正しい対処を出来る人が少ないからです。
一部の間違った対処法をする人たちが有事の際に資産を目減りさせてしまい、それをSNSで声高に広めてしまうので、レバナスに危険なイメージが浸透してしまいました。
世界最強の国力を持つアメリカの株式に投資をするレバナスは、一時的に暴落に見舞われたとしても、いずれまたそれ以上に経済発展をして復活します。
よって、一時的な含み損を抱えてしまっても、焦ってポジションを決済するのではなく、回復するまで保有し続けることが正しい暴落時の対処法になります。
◯◯ショックが起きたときも落ち着いてレバナスのポジションを持ち続ける握力があれば、どのタイミングでレバナスを保有し始めてもいずれ利益を生んでくれることは、過去のアメリカ株のチャートを見れば分かるでしょう。
レバナスの危険回避術
投資の世界では、リスクとリターンは釣り合うようになっています。
リスクを多く取るとリターンも多くなり、リスクを少なく取るとリターンも少なくなります。
レバナスは、大きなリスクを取って大きなリターンを狙う金融商品なので、初心者向きではなく、中・上級者向けの金融商品とも言えます。
レバナスの大きなリスクを回避する方法として一番有効なことは、『暴落時に買い、暴騰時に静観する』ことです。
世界的な悪いニュースが流れると、レバナスの相場は、数十%レベルで暴落を引き起こします。
言い換えると、レバナスがセール価格で販売されている状態になります。
そのような時にポジションを仕込んでおくことが出来れば、いずれ相場が元に戻る時には、大きな利益が乗っていますし、既に暴落をした状態から更に下落をしたとしても、下落幅は限定的でしょう。
『レバナスの危険性』まとめ
レバナスは、アメリカ経済という最強の投資先に、レバレッジという効率的なツールを掛け合わせた金融商品です。
よって、レバナス事態は、優秀な投資先となりえますが、投資家のスキルが未熟だと、狼狽して損失を抱える可能性が上がります。
よく調べもせずに、世間や著名人が推奨しているからと、レバナスに群がるようでは、損失を抱えることもあるでしょう。
投資家にとっては、選択肢は多いほうが良いので、レバナスを扱えるくらい、投資家としてのレベルを上げておきたいですね。
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