継続のコツは『習慣化』
『副業のためにブログを始めたのに、1ヶ月後には更新が止まってしまった。』
『スキルアップのために始めた朝読書が3日で途絶えてしまった。』
そのような経験は誰にでもあると思います。
人生をより良くするためには、副業や勉強のような『やりたくないこと』を継続的に続ける必要がありますが、一時的なやる気だけでは、長く続けていくことは難しいです。
それは社会人の平均読書時間が20分/日であることにも裏付けされています。
そのような『やりたくないこと』を継続させるコツはズバリ『習慣化』にあります。
なぜ習慣化が重要なのか。
それは、やりたくないことをするには、『やろう!』という選択をする必要があるからです。
例えば読書をする場合、ダラダラ見ているスマホを閉じて、わざわざ本を開くという選択をしなければなりません。
読書を始めたての頃はモチベーションも高く、わざわざその選択肢を取ることも可能ですが、モチベーションはどんどん低下していくものなので、このようなモチベーションに頼った方法では継続は難しいです。
反対に習慣化された行動の例として歯磨きがあります。
歯磨きも面倒くさい作業ですが、朝起きたボーッとした状態でも勝手に行うことが出来るでしょう。
読書や副業も歯磨きのように習慣化させることができれば、自然に継続することが出来そうですよね。
継続のコツ10選
継続のためには、習慣化が必要であることが分かりました。
そこで、ここでは具体的に習慣化に向けたコツを紹介していきます。
1小さなことから始める
新しく何かを始めるとき、ワクワクした気持ちになると思います。
そのような『アドレナリン』が出ている状態で計画を立てると、オーバーワークな計画を立てがちです。
まずは小さな目標から始めてみましょう。
例えば、ブログを始める場合なら、『毎日一回必ずパソコンを開く。』や『30分作業をする。』くらいがちょうどよいです。
いきなり『1日1記事完成させる。』のような高い目標を立てると、いずれその作業に向かうことが憂鬱になってしまいます。
2メンター(相談役)を作る
一人で計画を立てて実行することは大切ですが、人間は一人で計画したことは蔑ろにしやすいです。
自分の計画を決めたら、一緒に見守ってくれるメンター(相談役)を作りましょう。
理想的なメンター(相談役)
メンター(相談役)は誰でも良い訳ではありません。
メンターに求められる素質は、
1.その作業内容が大まかに分かる知識を持っている人
2.自分のやっていることに否定的な意見を言わない人
3.自分が心の底から信頼出来る人
以上の3点です。
作業内容が分かる方が目標の大変さが伝わります。
自分のやっていることに肯定的な意見をしてくれる方がやる気が出ます。
そして、信頼出来る人に言われる方がより嬉しいです。
そのような人が身近にいる場合は、是非一度メンターになってくれないか相談してみましょう。
3成功した姿を想像する
目標を立てて実行するような作業は、長期間成果の出ない日々を過ごすことが多いです。
そのようなときに継続を諦めてしまうケースも多いですが、そのようなときこそ成功したときの自分を想像しましょう。
『もしブログを100記事仕上げたら毎月どれくらいの収入になるだろうか。』
『もしダイエットに成功して5kg痩せたら、あの服がもう一度着れるかしら。』
辛いときこそ、こういった未来の姿を想像して、なぜ今頑張っているのかを再認識しましょう。
4目標を紙に書く
目標を決めたら紙に書いて机や玄関のドアなど、毎日必ず見る場所に貼りましょう。
人は情報の8割以上を目による視界から得ています。
また、耳で聞いた情報よりも目で見た情報の方を重要視するように出来ています。
目標を紙に書いて毎日見ることは、子供騙しのように感じるかもしれまんせんが効果は絶大です。
5目標は自分がコントロール出来るものにする
目標には、自分でコントロールできる目標と、自分ではコントロールできない目標があります。
例えば、『ブログを毎日1記事書く』という目標は自分でコントロールできますが、『1日1000アクセス以上集める』という目標は、自分でコントロールできない目標です。
自分でコントロールできない目標は、自分の努力次第ではどうにもならないものなので、モチベーションを作りにくく、目標達成のビジョンが見えにくいです。
6記録をつける
何かを始めて努力をしているのなら、それを記録に残しましょう。
記録を残すことで、視覚的に自分の努力が分かり、モチベーションに繋がります。
皆さんもラジオ体操のスタンプカードを埋めるために、毎日頑張って参加した記憶や、テスト勉強の時間を記録する用紙に記録をするために、勉強を頑張った記憶があるでしょう。
ブログを始めるのならば、毎日の作業時間が良いでしょう。
ダイエットなら、毎日の体重の変化や、ランニング距離の記録がよいかもしれません。
モチベーションを保つことが目的なので、自分が頑張れると感じるものを記録にするとよいでしょう。
7頑張った自分を認める
毎日頑張っていても、その努力を自分で認められない人が多いです。
特に日本人は、『謙遜』という言葉のように自分を低く見ることを美徳としていますが、何かを努力している姿を一番近くで見ているのは自分です。
時々立ち止まって自分の頑張りを自分で褒めてあげましょう。
特に努力しているのに結果が出ていない時期に効果的です。
8ダメな時の対処法
人間はコンピュータのように完璧ではありません。
よって、せっかく計画を立てて実行していても、いつか計画通りにいかないことが出てきます。
一度計画が狂うとやる気が無くなってしまうので、この『計画通りにいかない』という状態を防ぐ必要があります。
その方法が計画段階で上手くいかないことを織り込むことです。
計画に織り込む
計画を立てても途中で計画通りにいかず、挫折した経験をした人も多いでしょう。
それは、計画に『余白』がないからです。
例えば、『毎日1記事ブログを書く』という計画を立てた場合、一日でも残業や体調不良でブログが書けない時があれば、計画は破綻します。
大きな出来事がなくても、『今日はなんかブログを書く気になれない。』という日もあるでしょう。
このような日が起こらないように未然に防ぐのではなく、必ずそのような日があることを認めて、前もって計画に入れておきます。
その簡単な方法は、1週間の予定を6日で計画し、1日を予備日としてできなかったことをやる日にします。
こうすることで、週の途中でサボってしまっても予備日で挽回し、翌週に影響が出なくすることができますし、もし計画通り6日で作業が終われば、一日ゆっくりと休んだり遊んだりできます。
9時間帯を決める
習慣化をするにあたり忘れがちなのが、毎日同じ時間に同じことをすることです。
朝起きたらまず歯磨きをするように、夜家から帰ったらまず部屋着に着替えるように、毎日同じ時間に同じ作業をすることで、ストレスなく自然に作業をすることができます。
巷では『朝活』という言葉で朝に作業をすることを推奨していますが、一日の終りに作業をしても良いと私は考えています。
繰り返しになりますが、大切なことは、毎日同じ時間に同じ作業をするということです。
10モチベーションに頼らない
ここまで習慣化の重要性を説いてきたのは、モチベーションに頼った方法では、いずれモチベーションが喪失したときに、継続も辞めてしまうからです。
習慣化の最大のメリットは、そのような感情に左右されることなく、いつでも一定の成果をあげることができることです。
継続出来ないのは心が弱いからではない
よく勉強やダイエットが続けられない人に対して、『心が弱い』という表現をします。
たしかに一理ありますが、精神論に頼るよりも、機械的に続けられる仕組み作りをする方が圧倒的に失敗しにくいです。
その方法が習慣化です。
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