楽天でんき『上限価格撤廃』と『値上げ』を発表
2022年6月1日より、楽天でんきの電気料金について一部改訂が起こります。現在起きているロシアとウクライナの紛争の影響で、燃料費の高騰が世界的に起きており、その影響から、楽天でんきだけでなく、世界中で電気代の高騰が起きています。
変更点は2点で、『燃料費調整制度の上限撤廃』と『値上げ』です。
様々なSNSで『電気代が青天井になる。』だとか『電気代が月10万円になる。』という極端な意見もありますが、そうなる可能性は限りなく低く、むしろ上限撤廃というワードに隠れたシンプルな値上げの方が私達に影響がありそうです。
なぜ、『燃料費調整制度の上限撤廃』の影響があまり大きくないのかについて解説します。
『燃料費調整制度の上限撤廃』
今回の楽天でんきの発表でインパクトがあったのが『燃料費調整制度の上限撤廃』です。
一見すると、月々の電気代の上限が撤廃されて、今までの数倍の電気代が請求される可能性があるような印象を受けます。
しかし、そのようなことにはなりません。
そもそも今回上限が撤廃される『燃料費調整制度』は、『現在の燃料価格』と、『過去3ヶ月の燃料価格の平均』との差額を埋め合わせる類のもので、私達が支払っている電気代の中で占める割合は小さいです。
よって、今後急激な燃料費の高騰が起こり、電気代が上がる時に、旧電気事業者と契約している家庭に比べてやや割高になりますが、数倍の差になることはまずないでしょう。
楽天でんきの値上げ
もう一つ同時に発表された電気代の値上げの方が直接的に影響があります。
その値上げ幅は、4.3%から最大14%となっており、楽天でんきと契約しているご家庭は、6月から電気代が目に見えて高くなります。
東京・中部・関西エリアについては、どこも10%以上の値上げとなっており、影響を大きく受ける世帯数はかなりの数になりそうです。
楽天でんきの上限価格撤廃と値上げのまとめ
楽天でんきが発表した上限価格の撤廃というワードのインパクトが大きいですが、電気代が数倍になるようなことにはならないでしょう。
そして、今回は楽天でんきの発表でしたが、どの事業者も電力の仕入れ価格は同じなため、他の事業者からの発表も続く可能性が高いです。
今年の夏は、出来るだけ電気代を節約するような生活を心掛けたいですね。
0 コメント