投資に必勝法は実在する

 投資を勉強していると必ず考えることになる『投資の必勝法』は、本当の意味で100%勝てるものと考えると実在しませんが、『長期的に連続的に行えばほぼ必ず勝てるもの』と定義するならば実在します。
 多くの一般投資家は、小手先のテクニックから必勝法を探し始めますが、本当の意味で勝てる投資家になるには、投資の本質を理解しなければなりません。

 今回は、そんな投資の本質を理解した上で、勝てる投資家になる方法について解説をします。


投資の本質は『成長性』

 よく比較される用語に『投資』と『投機』があります。
 その2つの用語の違いについては、様々な解釈がありますが、『投資』は成長性に目を向けた長期投資、『投機』は目先の売買益に目を向けた短期売買です。

 投資の本質は、『成長』するものに資産を投じることです。
 よって、投資対象を選ぶ際には、長期的に成長している銘柄を選定することが鉄則です。

 近年の投資銘柄は日に日に種類が増えており、既に一投資家がすべてを把握することは不可能です。
 しかし、個人投資家に人気のあるような『新しい』投資対象の多くは、長期的な成長性を無視したものが多く、短期的な値動きの激しいものの方が話題に上がりやすいです。
 そして、話題に上がっている銘柄の多くはその話題性から、既に実際の価値より割高になっていることが多く、注意が必要です。

 また、日本人としては、情報が入りやすく馴染みのある日本株式に目が向きがちですが、世界が毎年数%ずつ成長している中で、横ばい成長を続けている日本株式は、成長性の観点から見ると米国株式や全世界株式には大きく劣っています。
 よって、投資の本質の『成長性』に目を向けるなら、全米株式か全世界株式に投資をするべきでしょう。
米国株式の魅力については、『米国株で夢の配当生活!!アメリカ株式が圧倒的におすすめな理由5選』で解説しています。


長期投資をするための資金管理

 投資の本質は長期投資です。
 長期投資の重要性について分かっていても、実際に投資をしていると短期投資になるケースも多いです。それは、余剰資金で投資をしていないからです。

 生活費を削るようなギリギリの状態で投資資金を捻出しても、少し生活にアクシデントがあれば、投資を中断して現金化する必要性に迫られます。
 また、そのような生活資金で投資をしていては、少しの値動きでも一喜一憂してしまい、正常な判断が出来なくなります。

 多くの場合、値下がりしている時は市場が総悲観になっており、ネットでもその銘柄に対するネガティブな意見が多くなります。
 そして、その意見に流されて売却してしまうと、既に値下がりを終えているはずなので、安値で売り抜けることになるでしょう。

 一度自分がその銘柄の成長性を認めたのならば、少しの値動きで心を乱されないように資金管理に意識を向けるようにしましょう。


巷の情報に一喜一憂しない

 情報社会の現代では、一個人が過去かつてないほどの情報を瞬時に得ることが出来るようになりました。
 それらの情報は玉石混交で、将来の値動きの予想を立てるのに有効な情報もあれば、的外れな情報もあります。
 そこで情報の取捨選択に必要になるのが、その情報が『事実』なのか『予想』なのかを見極めることです。
 どんな凄いエコノミストでも、アメリカの大統領でも、未来の出来事や値動きを予知することは出来ません。よって、未来の話をしている情報はすべてただの『予想』です。

 もし51%以上予想が当たる人がいるなら、その人は投資だけで生活が出来ます。
 エコノミストがそうせず、テレビに出演したり、本を出版しているのは、投資だけで生活が出来ないからです。そのような予想に振り回されても投資で成功することは不可能です。


『価値』と『価格』の歪(ひずみ)を見つける

 『価値』とは商品本来の持っている値打ちのことで、『価格』とは市場で売買される際に値付けされる金額のことです。
 例えば大根一本の価値はおよそ150円ですが、豊作の年には価格が100円になりますし、不作の年には価格が200円になります。

 株式やFX、不動産のような金融商品についても、商品本来の価値は変わらないのに、日々価格の変動が起こっています。
 金融商品においては、世界経済が好調な時は、価格が本来の価値以上に高騰し、反対に有事の際には、価格が暴落します。

 そのような価値と価格の歪(ひずみ)は、小さいものまで含めれば、年に数回必ず起こります。
 普段はポジションを持たずに世界経済や価格変動に注視し、価格の歪が起こったときに一気に資産を投入することができれば、資産を一気に増やすことが出来ます。