投資の成功者が行っている5つの思考法


 投資を勉強していると必ず考えることになる『投資の必勝法』は、本当の意味で100%勝てるものと考えると実在しませんが、『長期的に連続的に行えばほぼ必ず勝てるもの』と定義するならば実在します。

 多くの一般投資家は、小手先のテクニックから必勝法を探し始めますが、本当の意味で勝てる投資家になるには、投資の本質を理解しなければなりません。

 例えば、『◯◯必勝法』のような書籍を愛読書にしている人は、投資界では『カモ』と呼ばれています。

 そこで今回は、そんな投資の本質を理解した上で稼いでいる投資家の思考法について解説をします。

 ここで紹介する5つの思考法を真似るだけで、誰でも簡単に資産を増やしていけるようになります。


思考法1:投資の本質は『成長性』


 よく比較される用語に『投資』と『投機』があります。

 その2つの用語の違いについては、様々な解釈がありますが、『投資』は成長性に目を向けた長期投資、『投機』は目先の売買益に目を向けた短期売買です。


 投資の本質は、『成長』するものに資産を投じることです。

 よって、投資対象を選ぶ際には、長期的に成長している銘柄を選定することが鉄則です。



 個人投資家に人気の『新しい』投資対象の多くは、長期的な成長性を無視したものが多く、短期的な話題性や値動きで人気になっています。

 そして、話題に上がっている銘柄の多くはその話題性から、既に実際の価値より割高になっていることが多いです。

 長期的な成長性に目を向けるならこれらの『新しい』投資は、投資対象としては不適格と言わざるを得ません。



 また、日本人としては、情報が入りやすく馴染みのある日本株式に目が向きがちですが、世界が毎年数%ずつ成長している中で、横ばい成長を続けている日本株式は、成長性の観点から見ると米国株式や全世界株式には大きく劣っています。

 よって、投資の本質の『成長性』に目を向けるなら、伝統的な全米株式全世界株式に投資をするべきでしょう。


米国株式の魅力については、『米国株で夢の配当生活!!アメリカ株式が圧倒的におすすめな理由5選』で解説しています。


必勝法2:長期投資をするための資金管理


 投資の本質は長期投資です。

 長期投資の重要性について分かっていても、実際に投資をしていると短期投資になるのはよくあることです。それは、余剰資金で投資をしていないのが原因です。



 生活費を削るようなギリギリの状態で投資資金を捻出しても、少し生活にアクシデントがあれば、投資を中断して現金化する必要性に迫られます。

 また、そのような生活資金で投資をしていては、少しの値動きでも一喜一憂してしまい正常な判断が出来なくなります。



 多くの場合、値下がりしている時は市場が総悲観になっており、ネットでもその銘柄に対するネガティブな意見が多くなります。

 そして、その意見に流されて売却してしまうと、既に値下がりを終えているはずなので、安値で売り抜けることになるでしょう。


 一度自分がその銘柄の成長性を認めたのならば、少しの値動きで心を乱されないように資金管理に意識を向けるようにしましょう。


必勝法3:ウワサに一喜一憂しない


 情報社会の現代では、人々は意図していなくても毎日大量の情報を収集しています。

 それらの情報は、将来の値動きの予想を立てるのに有効な情報もあれば、的外れな情報もあります。



 そこで情報の取捨選択に必要になるのが、その情報が『事実』なのか『予想』なのかを見極めることです。

 どんな凄いエコノミストでも、アメリカの大統領でも、未来の出来事や値動きを予知することは出来ません。

 よって、未来の話をしている情報はすべてただの『予想』に過ぎません。



 もし51%以上予想が当たる人がいるなら、その人は投資だけで生活が出来ます。

 エコノミストがそうせず、テレビに出演したり、本を出版しているのは、投資だけで生活が出来ないからです。

 そのような予想に振り回されても投資で成功することは不可能です。


必勝法4:『価値』と『価格』の歪(ひずみ)を見つける


 『価値』とは商品本来の持っている値打ちのことで、『価格』とは市場で売買される際に値付けされる金額のことです。

 例えば大根一本の価値はおよそ150円ですが、豊作の年には価格が100円になりますし、不作の年には価格が200円になります。



 株式やFX、不動産のような金融商品についても、商品本来の価値は変わらないのに、日々価格の変動が起こっています。

 金融商品においては、世界経済が好調な時は、価格が本来の価値以上に高騰し、反対に有事の際には、価格が暴落します。



 そのような価値と価格の歪(ひずみ)は、小さいものまで含めれば、年に数回必ず起こります。

 普段はポジションを持たずに世界経済や価格変動に注視し、価格の歪が起こったときに一気に資産を投入することができれば、資産を一気に増やすことが出来るでしょう。


必勝法5:小手先のテクニックに頼らない

 投資の勉強を始めようと書店に赴くと、様々な投資関連の書籍が並んでいます。

 それらの書籍には2つの種類があり、『投資の基礎に関する書籍』と『テクニックに関する書籍』です。



 『投資の基礎に関する書籍』は、投資商品の種類や税金の話など体系的に投資を学べるので一冊は読むべきです。

 しかし、『テクニカル分析』や『◯◯投資法』、『◯年で◯◯万円儲ける...』のような小手先のテクニックは投資の本質ではなく、たまたま上手くいくこともあるでしょうが長期に渡り勝ち続けるのは難しいです。

 そもそも投資を『勝つ』とか『負ける』と表現している時点で、それは本来の投資の意味から大きく乖離しているのではないでしょうか。


まとめ:正しい投資は資産を増やしてくれる


 投資の世界はプラスサムゲームと言われており、多くの投資家が利益を得ています。

 しかし、間違った投資法を行ってしまうと、損失を抱えることになります。


 今回紹介した投資の必勝法は、誰にでもできて長期的に見れば必ず勝てるものです。

 もし、投資が上手くいっていない場合は、今回紹介した投資の必勝法を試してみてください。


 今回紹介した米国株式については、『米国株で夢の配当生活!!アメリカ株式が圧倒的におすすめな理由5選』をご覧ください。