通勤時間は時間のムダ!!
『近所で誰よりも早く通勤して、誰よりも遅く帰宅している。』
そんな悩みを持ちながら毎日長時間をかけて通勤している会社員も多いと思います。
私自身、通勤時間1.5時間の生活と通勤時間10分の生活を経験していますが、圧倒的に使える時間やストレスに差を感じています。
そこでこの記事では、通勤時間を減らす方法や、通勤時間を上手く利用するコツについて紹介します。
日本人の平均通勤時間
日本人サラリーマンの平均通勤時間は、全国平均で往復1時間19分です。
これを平均的な労働日数である240日で掛けると、年間316時間も通勤で浪費していることになります。
これを40年間続けた場合、1万2640時間を無駄にする計算です。
この時間を例えば時給1,000円で働いたとすると、1264万円もの金額になります。
これはあくまで、平均的な往復1時間19分での計算なので、片道に1時間、往復に2時間以上かけて通勤しているような人が生涯に浪費する時間は途方もないものになります。
通勤時間が長いデメリット
通勤時間が長いデメリット1:ストレスが溜まる
最大のデメリットは、通勤でストレスが溜まることでしょう。
体感的に皆さんが感じているように通勤時間とストレスの相関関係は、様々な研究で証明されています。
通勤ラッシュの電車では、名前も知らない人がパーソナルスペースに入り込んでくるストレスや騒音のストレス、立ったり歩いたりする身体的な疲労もストレスの要因になっています。
また、車通勤の場合は、なかなか進まない渋滞にイライラすることでストレスを感じています。
通勤時間が長いデメリット2:睡眠不足になる
通勤時間が長くなる分削られるのが睡眠時間です。
日本人の平均睡眠時間は、およそ6.5時間です。これは、先進国の中でも圧倒的に少ない数値で、アメリカやヨーロッパ各国が平均7-7.5時間なのと比べると、いかに日本人が睡眠不足なのかが分かります。
6時間睡眠を2週間続けると、2日間徹夜したのと同じパフォーマンスしか発揮出来ないという研究結果もあります。
普段から仕事のミスやちょっとした忘れ物が多い人は、この睡眠不足が原因かもしれません。
通勤時間が長いデメリット3:時間の無駄
通勤時間はまったく生産性のない時間です。例えば、1時間何もせずに道端に立っている姿を想像してみてください。『時間の無駄だなぁ』と感じるはずです。
それをほどんどの会社員は毎日行っているのと同じなので、忙しくて時間がないと感じるのも当たり前のことです。
通勤時間が長いデメリット4:自由がない
お金もあって、大切な家族もいるような一見幸せそうなサラリーマンでも、ほとんどのサラリーマンは自由な時間がありません。
一方で資産家やFIREを達成したような人々は、毎日何をするのも自由、何もしないのも自由と、人生を自分の裁量でコントロール出来ています。
自由のないサラリーマンにとって、本当に自分がやりたいことが出来る時間を減らしてしまう通勤時間は害悪でしかありません。
通勤時間が長いデメリット5:感染症リスク
電車やバスを通勤に利用する場合は、密閉した空間に大勢の人々と長時間接するため、感染症のリスクが高くなります。
いくらマスクを着けていても、多くの人が触れる手すりに掴まったり、衣類にウイルスが付着した状態で帰宅することになるので、万全ではありません。
通勤時間を減らすメリット
通勤時間を減らすメリット1:ストレスが減る
先程お伝えしたように、通勤時間が長くなるほど、感じるストレスも大きくなります。通勤時間を減らすことで、余分なストレスを感じる必要がなくなります。
特に仕事終わりに、今から1時間以上掛けて帰るのかと思うと疲労感も一気に増します。
通勤時間を減らすメリット2:余った時間を自己投資へ
社会人の1日の平均読書時間はわずか6分です。
もし、通勤時間を1時間減らし、毎日の読書量を1時間増やせたのなら、他の社会人の10倍の成長が期待出来ます。
それ以外にも、毎日健康的に職場に通うためのリラックスする時間やスポーツをしてストレス発散するのも自己投資の一貫です。
仕事だけの人生から脱却することが出来ますよ。
通勤時間を減らすメリット3:残業への抵抗が減る
通勤時間が長い人にとって、『残業時間の延長=睡眠時間を削られる』となる可能性が高く、気軽に残業を請け負うことが出来ません。
一方で、通勤時間が短い場合は、多少業務時間が増減しても、他の私生活の時間を減らせばよく、残業への抵抗感が減ります。
一概に残業をすることが良い訳ではありませんが、上司に恩を売ったり、残業代を投資に回したりすることも出来るので、通勤時間が短くなることで『残業をしてもよい自由』が与えられたと考えれば、人生の自由度が上がることになります。
通勤時間を減らす方法
通勤時間を減らす方法1:リモートワーク
近年一般的になったリモートワークは、通勤時間を減らすという観点から、優れたシステムです。
業種や役職で選択出来ない人がほとんどだと思いますが、自分がリモートワーク出来る可能性がある場合は、上司に相談すると良いでしょう。
通勤時間を減らす方法2:フレックス制
勤務時間帯を柔軟に変える働き方が『フレックス制』です。
これにより、通勤時間を通勤ラッシュの時間からずらすことで、通勤距離は変わらなくても通勤時間を減らすことが出来ます。
また、電車の場合も、人混みのストレスが減り、読書なども可能となり、時間の有効活用になります。
通勤時間を減らす方法3:引っ越し
誰でも可能で一番直接的に効果があるのは、職場の近くに引っ越すことです。
私自身、この方法で職場まで片道1.5時間から片道10分の場所へと引っ越し、自由な時間を作り出すことに成功しました。
一人暮らしや賃貸暮らしの場合は、特に気軽に引っ越しをすることが出来るので、数十万円規模の出費にはなりますが、すぐに検討する価値があります。
通勤時間を減らす方法4:転職
新築の一軒家を買ってしまって、引っ越すことが困難な場合は、転職も視野にいれましょう。
特に、リモートワークのしやすいIT系の仕事は、これからさらに成長する産業でもあり、おすすめの転職先です。
そうでなくても、自宅から10分程度の場所に今の自分の職業と同じ職場があるなら、多少年収が下がったとしても転職する価値は十分にあります。
通勤時間を減らす方法5:独立
独立して自宅で仕事を行えば、通勤時間をゼロにできます。
転職に比べるとハードルが高く感じるかもしれませんが、サラリーマンのまま小さくビジネスを始めていけば、リスクを追うことなく独立することも可能です。
関連記事:『在宅で出来るフリーランスの仕事8選!!【副業でも可】』
通勤時間を減らす方法6:ホテル暮らし
高収入の人にしかできませんが、ホテル暮らしをする方法もあります。
例えば、数ヶ月だけ勤務先が変わる場合には、新たにアパートを契約するよりも手軽なホテル暮らしを選択する人もいます。
また、週に1日だけ職場の近くのホテルに泊まり、空いた時間を有効活用する方法もあります。
通勤時間の有効活用
通勤時間の有効活用1:読書
通勤が電車の場合は、読書がおすすめです。
本を読むことで知識を増やすことも出来ますが、活字を読むことで脳のトレーニングになり、思考力や判断力を高めることが出来ます。
おすすめのジャンルは、『お金』にまつわるものや、仕事術、最新トレンド(例えばメタバースなど)に関するものです。人生の質を向上するのに役立つでしょう。
通勤時間の有効活用2:動画を楽しむ
それ以外にも、好きな映画を見たり、好きなアイドルのMVを見るのも、ストレス軽減のことを考えるなら良い選択肢です。
車通勤の場合は、ラジオ感覚で聞けるものを流すのも良いでしょう。ただし、運転中に画面を見ないように、管理してくださいね。
通勤時間の有効活用3:サイクリング
通勤時間を運動時間に変えてしまうのはいかがでしょうか。
少し高いですが、2-3万円くらいで自転車を購入すれば、日頃の運動不足を解消するよい機会になります。
まとめ:通勤時間を減らすと人生が楽になります
いきなり転職したり、引っ越したりするのは少し抵抗があると思いますが、リモートワークを増やしたり読書に通勤時間を使うなど、簡単にできることから始めてみることをおすすめします。
その他の自己投資については、『おすすめの自己投資5選!!』で解説しています。
ぜひ、合わせてご覧ください。