子供のお小遣いの平均額
子供が貰うお小遣いの月ごとの平均額は、小学生で約1,000円、中学生で約2,500円、高校生で5,000円となっています。
しかし、4人に1人はお小遣いを定期的に貰っておらず、必要な時に貰ったり、お年玉を1年かけて使っているような人もいます。
総じて、行動範囲や活動内容が広がる高学年になるにつれて、お小遣いも上がっていくのが一般的なようです。
お小遣いは何歳から貰うのか
約80%の子供が小学校低学年からお小遣いを受け取っています。
お金に興味を持ち始め、一人で遊びに出掛ける機会が増えるタイミングでお小遣いを導入するケースが多いようです。
お小遣いの渡し方
お小遣いの渡し方には、2つの方法があります。
毎月定額でお小遣いを渡す方法と、お手伝いやテストの点数でお小遣いを渡す方法です。
どちらの方法も一長一短で、優劣があるものではありません。
後者を報酬制として、そのメリットとデメリットを見てみましょう。
報酬制にするメリット
報酬制にすることで、テストの点数に対して意識を持たせることができます。
また、イヤイヤお手伝いをするのではなく、率先してお手伝いをしてくれるようになるでしょう。
そして、勉学や労働の対価としてお金を貰うという社会勉強を幼いうちから学ぶことが出来ます。
報酬制にするデメリット
報酬制にすることで、勉強の目的が大学進学や将来の夢ではなく、目先のお金のためになってしまいます。
また、お手伝いをする理由も、感謝や優しさという感情ではなく、お金のためになります。
あらゆる価値観がお金にすり替わってしまうので、教育の仕方をよく考えておく必要があります。
お小遣いと金融教育
お小遣いを渡す一つの理由として、子供に金融教育をさせるためという側面もあります。
大人になれば、誰でも正しくお金を使えるようになると思いがちですが、医者なのに赤字家計になる人もいれば、年収300万円で資産を築ける人もいます。
子供のうちからお金の使い方を練習しておくことで、金融スキルを身に付けることができます。
お小遣いと家族会議
お小遣いの額を決めるための家族会議をすることも良い金融教育になります。
そこでは、お手伝いごとの報酬額を決めたり、テストの得点の基準を決めたりしましょう。
大切なのは、たとえ子供相手でもそこで決めたルールを必ず守ることです。
子供と一緒にルールを決めることで家族の絆が深まるでしょう。
【最新】アプリでお小遣いを渡す方法
近年ではアプリでお金を渡す家庭も増えてきました。
デビットカードは15歳以上にならないと作れない制限がありますが、pay系のアプリについては年生制限がありません。
アプリのメリット
アプリに送金するメリットとして、例えば部活の練習試合の電車賃のような急に半端な金額を渡すことが容易なことです。
また、送金記録が残るので、渡したか渡してないかで揉めることもありません。
アプリのデメリット
アプリでお小遣いを渡すデメリットは、お金に対して実感が湧かないことです。
1,000円札を受け取るのと、アプリ上で数字が1,000円増えるのでは、お金に対して持つ印象も違うでしょう。
同じ観点から、ゲームや配信に対する課金が容易に出来てしまうため、事前によく話し合っておく方がよいでしょう。
【番外編】お年玉の平均額
最後に番外編として、子供に取ってのボーナスである、お年玉の額についても調査しました。
お年玉の総額の平均は、小学生で約33,000円、中学生は約42,000円、高校生は約47,000円となりました。
毎月のお小遣いの額から考えるとかなり高額になるので、一部を親が貯金に回すのは、金融教育としては、良い判断でしょう。
まとめ
お小遣いは、小学生で月1000円、中学生で月2500円、高校生で5000円が平均的な金額です。
近年ではアプリでお小遣いを渡すような新しいお小遣いモデルも一般的になってきました。
せっかくお小遣いをあげるなら、金融教育のことも考えてみたり、家族会議を開いて家族の会話を増やす取り組みをするのも面白いでしょう。
大人になってからも上手にお金を使えずに医者なのに生活に困窮するという話も良く聞くことでしょう。
子供に将来お金で苦労させないためにも、お小遣いについて考える価値は十分にあると考えています。
0 コメント