生活の質を高めてくれる『QOL』の考え方
例えば、仕事が楽しいと感じている人とつまらないと感じている人、部屋が綺麗に整理されている人とゴミ屋敷に住んでいる人、どちらも前者の方がQOLが高いと言えます。
このQOLを高めることで日々の生活の質が上がり、毎日を幸せに生きることが出来ます。
QOLが下がるとどうなるのか
質の低い生活を続けていると、ストレスが高まり、病気にかかりやすくなります。
また、仕事や私生活で意欲がなくなり、生活の効率が低下していきます。
充実した生活を送りたいと考えた時、QOLの低下を防がなくてはなりません。
QOLを下げる要因
人間関係に悩んでいる人、体に不調が出ている人、収入の低さに悩んでいる人それぞれ自分のQOLを低下させている要因を理解することが重要です。
ここでは、QOLを下げる代表的な事例を紹介します。
QOLを下げる要因1:人間関係
社会的生物である人間にとって、他者との繋がりはとても重要です。
家族や恋人、友人そして、会社の人達との関係が円滑であるほど、ストレスを受けることが少なくなります。
反対に、誰とも関係を持たなかったり、嫌いな同僚や上司と毎日顔を合わせていると、ストレスを受けて生活の質は下がります。
QOLを下げる要因2:生活習慣の乱れ
毎日お酒を飲んだり、夜ふかししたり、カップ麺ばかりを食べているような生活を続けていると、体に不調が現れてくるようになり、生活の質が下がります。
QOLを下げる要因3:運動不足
適度な運動は健康にも効果があり、意外なことですが疲労回復にも効果があります。
反対に運動をほとんどしない場合、体力が低下していき、毎日生活しているだけで疲労を感じるようになるでしょう。
QOLを下げる要因4:収入の減少
お金持ちが総じて幸せかというと疑問が残りますが、収入の減少により、生活水準を下げることはQOLの低下に繋がります。
元々年収が300万円の人と、転職により年収400万円から300万円へと下がった人を比べると、同じ年収でも後者の方がQOLが低くなります。
QOLを下げる要因5:ストレス
ストレスを抱えることは、QOLの低下に直結します。
その中でも、一般的な社会人が睡眠時間以外で多くの時間を過ごすのは職場と家庭になるでしょう。
QOLを下げる要因5−1:職場
職場でまったくストレスがないということはほぼありえませんが、体に不調が出るレベルでストレスを感じているなら、転職も視野に入れるべきです。
ありがたいことに、失業率の低い日本なら、他国に比べて簡単に転職が出来ます。
QOLを下げる要因5−2:家庭
家族というのは、最も信頼でき、最も安心できる相手であることが多いです。
それでも毎日一緒にいれば、気に入らないこともあるでしょう。
また、部屋が汚かったり、近所の騒音など住環境が与えるストレスにも注意を払う必要があります。
QOLを高める方法
QOLを高める方法1:朝日を浴びる
もっとも簡単に出来て、高い効果が期待できるのは、朝日を浴びることです。
寝室のカーテンを閉めずに、朝日の眩しさで徐々に目を覚した方が、自然な目覚めができ、寝起きの疲労感を感じにくくなります。
朝日を浴びることで体内時計がリセットされるので、自律神経を整える効果もあります。
QOLを高める方法2:食事
人の体を作り上げる食事は、生活の質を大きく分けるものになります。
毎日美味しく、栄養素の高い食事を続けることで、幸福感を感じつつ健康も手にすることができます。
一つ勘違いしてはいけないのは、高いものが良いという訳ではありません。
例えば納豆や豆腐は数十円で、良質なタンパク質を得ることが出来ます。
高給な料亭よりも、母の味の方が好きな人も多いことでしょう。
QOLを高める方法3:睡眠
睡眠の質を高めるための方法は、室内の明るさと音、香り、寝具の種類です。
QOLを高める方法3−1:明るさ
明るい室内では、目や頭に刺激を与え続けてしまうため、十分に休まりません。
暗めの間接照明がおすすめです。
QOLを高める方法3−2:音(おと)
隣人の会話や生活音、自宅の家電の待機音などがあると、耳への刺激になります。
逆に自然の音やゆったりとした音色の曲を小さく流すと心地よい眠りになります。
QOLを高める方法3−3:香り
リラックス効果のあるアロマを焚いて眠ると睡眠の質が向上します。
香りについては好き嫌いもあると思うので、色々と試して自分に合うものを見つけましょう。
QOLを高める方法3−4:寝具
寝起きに体が痛いと感じるのは、寝具が合っていないからです。
特に枕の高さは呼吸の深さにも影響を与えるので、こちらも色々と試すと良いでしょう。
QOLを高める方法4:運動
適度な運動は健康的にも良く、気分転換という言葉が表すように、精神的にも良い効果があります。
特に、ウォーキングのような一定のリズムを刻む運動は、体が心地よさを感じます。
注意点として、過度な運動は大きな疲労感が残るので、QOLの観点からは逆効果になる場合が多いです。
QOLを高める方法5:職場環境
職場環境が劣悪な場合は、転職も視野に入れましょう。
人間関係や長時間労働など、人によりストレスの原因となるものは違います。
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QOLを高める方法6:住環境
住環境を改善していくと、生活の質も高まります。
例えば、部屋の換気を行うような小さなことから、余分な物を捨てたり、生活家電を揃えたりしましょう。
人生の半分の時間を過ごす場所なので、多少お金をかけてでも、自分が心地よいと感じる環境を作る価値はあります。
QOLを高める方法7:生きがい
仕事でも趣味でも何でも良いのですが、生きがいを持っている人の方が、人生を前向きに過ごすことが出来ます。
『あなたの生きがいは?』と言われて即答出来ない人も、毎日の生活を見直すと小さな生きがいを見つけることが出来るでしょう。
QOLを高める方法8:瞑想
高い効果があると言われているのにあまりやっている人がいないのが瞑想です。
毎日莫大な情報量を五感から受けている脳を休ませる時間は貴重です。
QOLを高める方法9:笑う
心の底から笑うことは、もちろん幸福に繋がりますが、作り笑顔でも精神的に良い効果があると実証されています。
また、周りの人に好印象を与えることができるので、人間関係を良好にする効果もあります。
QOLを高める方法10:目標を持つ
ダイエットでも貯金でも昇進でも、人生に何か目標を持っている人は、日々の生活にメリハリが持てます。
その目標は例えば『宝くじで1億円当てる』のような自分ではどうしようもないものではなく、『毎日6時に起きる』とか、『毎月3万円貯金する』のように努力次第で達成が可能なものが良いです。
QOLを高める方法11:ワークライフバランス
かつての日本はたくさん給料が貰える分、猛烈に働いていました。
しかし、今の日本の給料はその当時と比べて圧倒的に低く、終身雇用や年功序列なくなってきました。
そのような時代なら、仕事と私生活のバランスを保ち、幸せな毎日を過ごすのも良い選択だと考えます。
QOLを高める方法12:収入を上げる
収入を上げることで、人生における選択肢が増えます。
お金持ちなら、高級車に乗るのも、軽自動車に乗るのも自由です。
しかし、貧乏なら軽自動車に乗る選択肢しかありません。
このように選択肢が増えることで、QOLが向上します。
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QOLを上げるアイテム
QOLを上げるアイテム1:家事を減らす家電
家事にかかる時間を減らすことで、自由な時間が増え、QOLが高まります。
様々な時短家電が流行っていますが、圧倒的に効果が高いものを3つ紹介します。
QOLを上げるアイテム1−1:ドラム式洗濯乾燥機
どんな家庭でもまず一番最初に投資をするべき家電は、ドラム式洗濯乾燥機です。
ボタン一つで、洗濯から乾燥までやってくれるので、洗濯干しをする必要がありません。
洗濯物を干すために、洗濯が終わるまで時間を潰したり、天気を気にして洗濯をする必要がなくなります。
10万円以上するものが一般的ですが、今後の時間を買うと考えれば、決して高い買い物ではありません。
QOLを上げるアイテム1−2:食器洗い乾燥機
食器洗いの手間から開放されるのが食器洗い乾燥機のお仕事です。
昔は、油汚れが落ちにくいなどの欠点もありましたが、近年のものは手洗いと変わらないくらい綺麗に洗えるようになりました。
QOLを上げるアイテム1−3:自動掃除ロボット
部屋が狭かったり、物が散らかっている場合は、あまり効果がありませんが、掃除機をかける手間をなくしてくれる自動掃除ロボットもQOLを高める家電としては優秀です。
QOLを上げるアイテム2:癒やしを与える
癒やしは偶然得られるものも多いですが、意図的に癒やしを作り出すことも出来ます。
QOLを上げるアイテム2−1:間接照明
間接照明は、蛍光灯の明かりと比べると、柔らかい光が副交感神経を刺激し、リラックス効果があります。
青色のような寒色系よりも、オレンジ色のような暖色系の色の方がより癒やし効果が高いです。
QOLを上げるアイテム2−2:アロマオイル
鎮静効果があるラベンダー系や、明るく前向きにしてくれる柑橘系、沈んだ気分を変えてくれるハーブ系などを寝る前の寝室で炊いてみると、自然に睡眠に導いてくれます。
まとめ:QOLを意図的に高めて幸せになる
大切なことは、自分が心地よいと感じることを増やしていくことです。
最初の仕組み作りでお金や手間がかかりますが、一度仕組みが出来れば、毎日を少し快適に過ごすことが出来るので、コストパフォーマンスは高いです。
その他の自己投資については、『おすすめの自己投資5選!!』で解説しています。