日本でダイヤモンドは採掘出来るのか


 我々人類が採掘しているダイヤモンドは、太古に地球内部の奥深くで作られたものがマグマと一緒に地表に現れたものです。 

 残念ながら日本付近の地殻は地球の歴史から見ると若いものであり、ダイヤモンドが生成されていないというのが通説です。


 しかし、そんな状況の中、2007年に愛媛県で日本初のダイヤモンドが採掘されました。

 大きさは、0.001mm(人の髪の毛の太さが0.08mm)と顕微鏡でないと見ることの出来ないような小さなものですが、今後日本でダイヤモンドを発掘出来る日が来るのかと注目を浴びています。



世界のダイヤモンド採掘ランキング

 日本で採掘されないことが分かったダイヤモンドですが、世界では20カ国程の国々で採掘されており、特に採掘量が多いのが下記の通りです。

1位ロシア
2位ボツアナ
3位カナダ

 その他にもコンゴ共和国や南アフリカ共和国など、アフリカ大陸にも多くの算出国があります。

 特に貧困国の多いアフリカでは、貴重な外貨の獲得手段になっていますが、労働者の人権問題や、反社会的勢力の資金源になっていたりと問題も多いです。

 稼げそうだからと安易にアフリカでダイヤモンド採掘ビジネスを始めるのは危険です。



世界で唯一ダイヤモンド採掘体験が出来る公園

 アメリカにある『ダイヤモンド・クレーター州立公園』は、世界で唯一自分でダイヤモンドを採掘出来る場所です。

 入場料7ドル、道具レンタル料20ドルを払うと、自分で見つけたダイヤモンドを持ち帰ることが出来ます。

 過去には、5〜10カラット以上のダイヤモンドも発見されており、上質な物の場合、数百万〜数千万円にもなることでしょう。

 一攫千金を夢見て渡米するのはいかかでしょうか。



ダイヤモンド価格は今後上がる?

 金(きん)と同じくダイヤモンドは埋蔵量が決まっており、採掘するだけ埋蔵量が減っていきます。

 金との大きな違いは、金は溶かして再利用することも出来ますが、ダイヤモンドは一度欠けたり割れたりしてしまえば、元の形に戻すことは出来ません。

 よって、人類が使用すればするだけ徐々に流通量が減っていくことになります。

 新たに鉱山が発見されるなど、一時的に流通量が増えることもあるでしょうが、今後もダイヤモンドは流通量が減り、価格が上昇していくことでしょう。



ダイヤモンドの最高落札価格は?

 歴代のダイヤモンドで最高落札価格を出したのは、2017年に香港で落札されたピンクダイヤで、その額は日本円で約107億円

 そして最近では、2022年11月に同じくピンクダイヤが約84億円で落札されています。

 ピンクダイヤはダイヤモンドの中でもさらに希少なため、もし採掘することが出来れば一生遊んで暮らせるお金を手に入れることでしょう。



まとめ:アメリカなら個人体験ダイヤモンド採掘可能


 日本ではダイヤモンドを採掘することは出来ませんが、アメリカの『ダイヤモンド・クレーター州立公園』なら個人がダイヤモンド採掘に挑戦出来ます。

 特に価値の高いピンクダイヤなら数十億円の価値があり、一生遊んでも使い切れないような資産家になれるでしょう。

 一攫千金を夢見てアメリカへ渡航するのも面白いかもしれません。