日本でダイヤモンドは採掘出来るのか
残念ながら日本付近の地殻は地球の歴史から見ると若いものであり、ダイヤモンドが生成されていないというのが通説です。
しかし、そんな状況の中、2007年に愛媛県で日本初のダイヤモンドが採掘されました。
大きさは、0.001mm(人の髪の毛の太さが0.08mm)と顕微鏡でないと見ることの出来ないような小さなものですが、今後日本でダイヤモンドを発掘出来る日が来るのかと注目を浴びています。
世界のダイヤモンド採掘ランキング
現在世界で最もダイヤモンドが採掘されているのはロシア連邦で世界中で採掘されるダイヤモンドのうち20~25%のシェアを誇っています。
ダイヤモンド採掘量ランキング
第1位:ロシア
第2位:ボツワナ
第3位:コンゴ共和国
第4位:オーストラリア
第5位:カナダ
第6位:アンゴラ
第7位:南アフリカ共和国
第8位:ジンバブエ
第9位:ナミビア
第10位:シエラレオネ
ダイヤモンドは、先進国よりも貧困国で多く採掘されており、それらの国の貴重な産業になっていますが、中には過酷な労働条件で働かされている労働者がいたり、資金が地下組織に流れていたりと社会問題も起きています。
ダイヤモンドの採掘会社
実は世界に流通しているダイヤモンドの約80%は、たった一つの企業が採掘から流通までを行っています。それがデビアス社です。
金(ゴールド)のように価値の保証がされていないダイヤモンドは、供給量が多くなりすぎると価格が暴落します。
これを防ぐために、南アフリカを拠点にしているデビアス社は、世界各地のダイヤモンド鉱山を傘下に収めて世界のダイヤモンド流通量をコントロールしてきました。
近年では、デビアス社の関与していない鉱山も増えてきており、かつてに比べればシェア率は下がっていますが、依然として一強体制が続いています。
世界で唯一ダイヤモンド採掘体験が出来るアメリカの公園
アメリカにある『ダイヤモンド・クレーター州立公園』は、世界で唯一自分でダイヤモンドを採掘出来る場所です。
入場料7ドル、道具レンタル料20ドルを払うと、自分で見つけたダイヤモンドを持ち帰ることが出来ます。
過去には、5〜10カラット以上のダイヤモンドも発見されており、上質な物の場合、数百万〜数千万円にもなることでしょう。
一攫千金を夢見て渡米するのはいかかでしょうか。
ダイヤモンド価格は今後上がる?
金(きん)と同じくダイヤモンドは埋蔵量が決まっており、採掘するだけ埋蔵量が減っていきます。
金との大きな違いは、金は溶かして再利用することも出来ますが、ダイヤモンドは一度欠けたり割れたりしてしまえば、元の形に戻すことは出来ません。
よって、人類が使用すればするだけ徐々に流通量が減っていくことになります。
新たに鉱山が発見されるなど、一時的に流通量が増えることもあるでしょうが、今後もダイヤモンドは流通量が減り、価格が上昇していくことでしょう。
ダイヤモンドの最高落札価格は?
歴代のダイヤモンドで最高落札価格を出したのは、2017年に香港で落札されたピンクダイヤで、その額は日本円で約107億円。
そして最近では、2022年11月に同じくピンクダイヤが約84億円で落札されています。
ピンクダイヤはダイヤモンドの中でもさらに希少なため、もし採掘することが出来れば一生遊んで暮らせるお金を手に入れることでしょう。
まとめ:アメリカなら個人体験ダイヤモンド採掘可能
特に価値の高いピンクダイヤなら数十億円の価値があり、一生遊んでも使い切れないような資産家になれるでしょう。
一攫千金を夢見てアメリカへ渡航するのも面白いかもしれません。