アマゾンフレックスとは?


 アマゾンフレックスとは、Amazonで注文された商品を客に届ける軽貨物ドライバーの仕事のことです。

 普通の軽貨物ドライバーは、委託業者と契約を結んで仕事を受注するので、中間マージンを抜かれてしまいますが、アマゾンフレックスはAmazonと直接契約を結ぶため、中抜きされることがありません。

 担当地域や能力によっても変わりますが、平均時給はなんと2,000円と言われており、会社員よりも稼げる可能性のあるビジネスです。

 今回は、そんなアマゾンフレックスの勤務時間や収入について解説します。



アマゾンフレックスの働き方

アマゾンフレックスの働き方1:勤務時間

 アマゾンフレックスの魅力の一つは、勤務時間を自由に選べることです。


 アマゾンフレックスでは、一つの勤務時間帯を『ブロック』と呼んでおり、『午前8時から6時間のブロック』や『午後6時から2時間のブロック』など、一日ごとに働く時間を選択することが出来ます。午前の8時間と午後の4時間を組み合わせて、一日12時間勤務する人もいます。


 ひとり一人稼ぎたい金額や使える時間により、柔軟に仕事量や時間帯を選べるのが他の軽貨物ドライバーの仕事とは違うメリットです。


アマゾンフレックスの働き方2:勤務時間収入

 普通の軽貨物ドライバーの仕事の場合は、一つ荷物を運ぶごとに報酬が発生する仕組みですが、アマゾンフレックスの場合は、ブロックごとに報酬が発生します。


 配送するエリアや時期などにより様々ですが、例えば『6時間のブロックをすべて配送すると12,000円』といった感じです。


 一般的な軽貨物ドライバーに比べて中間マージンがない分、やはり少し高めの報酬設定になっています。


アマゾンフレックスの働き方3:配送件数

 配送件数は1時間あたり10〜15個ほどで計算されています。

 8時間ブロックなら100〜120個くらいの荷物を任されますが、これは慣れてくると時間より早く配送を終えることが出来るような量です。もちろん早く配送出来る人は、途中で余分に休憩したり、早く帰宅したりしても良いです。

 大手ということもあり、あまりにも無謀なノルマを課すことはないようです。


アマゾンフレックスの働き方4:勤務時間仕事の受注方法

 アプリで自分の情報を登録したあと、仕事の受注をその都度行う必要があります。それが『オファー』です。


 アプリに現在募集している『ブロック』が表示されるので、自分の働きたい時間とマッチしている募集があれば、積極的にオファーをしていきます。

 ただし、一度受注した『オファー』をキャンセルすると、ステータスが減点されるようなので、確実に働ける時間帯を選びましょう。


 しかし、本来は働きたい時間をドライバー側が自由に選べるという理想的なシステムなのですが、コロナショックで失業した人が気軽に始められるアマゾンフレックスに流れてきたため、この『オファー』がなかなか取れないという現象が発生しています。

 しばらくの間は、自分の希望と合わない時間でもどんどん受注していかないと仕事が収入が途絶えてしまう危険性があります。


 ただし、コロナ禍の影響でAmazonの注文件数ものびていますし、急激に増えたドライバーの多くは次の仕事までの繋ぎとして働いている人も多いため、徐々にオファーしやすくなっていくことが予想されます。


アマゾンフレックスの働き方4−1:勤務時間アーリーアクセス

 アーリーアクセスとは、本来最大7日先までしか出来ないオファーを、最大30日先までオファー出来るようになる権利のことです。

 アーリーアクセス権を持っていれば、オファーが受注出来ないというアマゾンフレックスのデメリットが無くなります。


 公式が発表しているアーリーアクセスを得る方法は、『配送品質』や『稼働状況』など漠然としたものが並んでおり、具体的な数値が示されているものではありません。


 そこで、実際にアーリーアクセスを獲得している人の意見を調べると、下記のような評価対象が浮き彫りになりました。
・週35時間or週4回以上勤務する
・誤配送やクレームを生まない
・未配送を減らす(再配達する)
・時間指定を守る

 評価基準はそれほど高くなく、当たり前のことを普通にこなしていけば、アーリーアクセス権を得られます。


アマゾンフレックスの働き方5:仕事を教えてくれる人がいない

 アマゾンフレックスは軽貨物ドライバー未経験の人には、敷居が高いです。

 普通の軽貨物ドライバーの委託契約の場合、先輩ドライバーに同乗して仕事を教えてくれることが多いですが、アマゾンフレックスの場合は、研修や教育がなく、マニュアルを渡される程度です。


 実際に仕事をしていると、アニュアルに乗っていない事態も発生するので、まったくの初心者は、他の軽貨物ドライバーとして働きつつ自信を付けてから、アマゾンフレックスに移行する方が良いでしょう。


 普通の軽貨物ドライバーの仕事については、『軽貨物ドライバーは稼げるのか?年収1000万円を稼ぐことは出来るのかを解説します!!』で解説しています。



まとめ:アマゾンフレックスは稼げる!!

 アマゾンフレックスは、一般的な軽貨物ドライバーより高収入を目指せますが、オファーが安定しなかったり、教育が不十分だったりとデメリットもあります。


 それでも他の自営業に比べると、誰でも気軽に挑戦することが出来、リスクも少ないので、体を動かしたい人にはおすすめしたい仕事です。


 その他の稼げるビジネスは、『【完全網羅】儲かるビジネス25選を具体的な数値で解説!!【保存版】』で解説しています。