メキシコペソでFIREは可能!!


 FXをしているあなたは、『メキシコペソをどれだけ保有したらセミリタイア出来るだろうか。』と考えたことはあるでしょうか。


 高金利通貨の中でもトップクラスの高金利を誇りつつ、為替相場も比較的安定しているメキシコペソは現状で最も投資対象として魅力的な高金利通貨であると言えます。

 確かに先進国通貨や株式、債権、不動産と比べるとハイリスクであることは間違いありませんが、適切にリスク管理をして売買することでそのリスクを抑えることは可能です。

 そして、メキシコペソ投資でFIREを目指すことも可能です。


 この記事では、メキシコペソ投資でFIREをするためにはどれくらいの資金が必要なのか、またメキシコペソ投資のリスクを抑えるコツは何かについて解説をします。



毎月20万円あればメキシコペソでFIRE出来る


 多くの社会人にとって毎月20万円あれば、多少の不便や節約は必要ですが生活が出来るはずです。

 大卒初任給が22万円、高卒初任給が18万円であることを考えると、毎月20万円稼げれば十分に生活していけそうです。

 そこでここでは、『毎月20万円をメキシコペソのスワップポイントで稼ぐこと=FIRE達成』と定義します。



メキシコペソ長期投資の適正レバレッジは3倍以下

 FXではレバレッジを掛けて、資金の最大25倍の取引を行うことが出来ます。


 高金利通貨の長期投資における適正レバレッジは3倍以下です。

 レバレッジ3倍でメキシコペソを保有するれば、世界的な金融危機が起きてもほぼロスカットされることはありません。

 反対にレバレッジ5倍や10倍で保有すると、最悪の場合、その日の内にロスカットになることもありえます。


 高金利通貨であるメキシコペソは、アメリカドルやユーロのような先進国通貨と比べると価格変動が激しいので、ハイレバレッジは危険です。





レバレッジ3倍で月20万円を得るには


 適正なレバレッジ3倍でメキシコペソを保有し、毎月20万円のスワップポイントを得るのに必要な資金は、1000万円です。

 他の金融商品ではありえないような数字ですが、メキシコペソをレバレッジ3倍で保有すると、年利20%以上で運用出来ます。


 それでも、最初の内は特に、金利収入よりも価格変動による損益の方が大きく影響を及ぼすので、短期間の値動きに一喜一憂するのではなく、長期的なビジョンで投資を行うと良いでしょう。





メキシコペソの注意点


 ここで紹介した方法は、過去の値動きや今の金利を元に計算しているだけなので、未来を保証するものではありません。

 もし、リーマン・ショック以上の経済危機、例えば第三次世界大戦が起こった時には、おそらくレバレッジ3倍でもロスカットになることもあります。

 また、利回りについても、この先メキシコの大統領が変わり低金利政策と取れば、年利20%は狙えなくなるはずです。

 このように高いリターンの裏には高いリスクも潜在しています。





メキシコペソと南アフリカランドならどちらがおすすめ?


 メキシコペソと南アフリカランドはどちらも高金利通貨で、スワップポイント狙いで投資をする場合は、どちらがよりおすすめなのか迷うと思います。


 9つの観点から両者を比較したとき、メキシコペソの方が投資対象として優れているということが分かりました。

 メキシコペソと南アフリカランドは似たような値動きをするので、分散投資として南アフリカにも投資するよりもメキシコペソ1本に絞った方が良いと言えます。


 比較した9つの観点や、なぜメキシコペソの方が優れているのかを下記の記事で詳しく解説します。





メキシコペソ/円の為替相場推移

 メキシコペソ/円を含めた高金利通貨の為替相場推移はこちらの通りです。


 比較としてトルコリラ/円と南アフリカランド/円もグラフ化していますが、黄色のメキシコペソがもっとも緩やかに下落しているのが分かります。


 高金利通貨が下落し続けるのはその特性上仕方のないことですが、これだけ緩やかに下落していると、スワップポイントとして受け取っている金利収入の方が通貨価値の下落幅よりも勝るため、メキシコペソ/円を保有しているだけで資産が増える状態が続いています。

 反対に、トルコリラのような急激な下落では、金利収入よりも通貨価値の下落の方が大きくなってしまい、保有しているだけで資産を減らすことになります。


 このように似たような高金利通貨でも、選ぶ通貨ペアによっては資産を失ってしまうので、メキシコペソのような儲かる高金利通貨を選ぶのが重要です。



まとめ:メキシコペソでFIREは現実的に可能


 メキシコペソでFIREを目指すなら、比較的安全なレバレッジ3倍で1,000万円の資金が目安です。

 ただし、メキシコペソ自体は価格変動の激しい通貨なので、スワップポイントの一部をそのまま投資資金に当てて、レバレッジを下げていくと良いでしょう。


 その他のスワップポイント投資に関する記事を『【まとめ】スワップポイント投資のコツ【メキシコペソ・南アフリカ・トルコリラ】』にまとめています。ぜひ他の記事もご覧ください。