『電気はつけっぱなしの方が節約になる』という噂
『電気は付けたり消したりすると電気代がかかる。』
このような噂を聞いたことはあるでしょうか。
かつて、照明の主役だった蛍光灯は、確かに電気を付ける瞬間に一番多くの電力を消費しました。
それでも、チカチカしている約3秒間の間におよそ2倍の電力を使用するだけなので、少なくとも10秒以上部屋を空ける場合は、電気を消す方が電気代の節約になります。
それでは暖房については、どうでしょうか。
実は、暖房については消している時間や、その日の気温によって、『つけっぱなし』と『こまめに消す』のとどちらが節約になるのかが変わります。
そこで、この記事では、どのような時に『つけっぱなし』にするのか、またどのような時に『消す』べきなのかを解説します。
基本的にはこまめに消す方がお得
例えば、一人暮らしで毎日8時間家を空けているような場合は、基本的に外出時にエアコンを消す方が電気代が安くなります。
1時間以内の外出
例外として、コンビニに30分外出するようなときは、エアコンを『つけっぱなし』の方が電気代が安くなります。
これは、エアコンは付けた直後の設定温度まで室温を上げようとするときに一番電気を消費するからです。
一つの目安として、1時間以内に再度使用する場合は『つけっぱなし』で良いでしょう。
気温3度以下のとき
気温が3度以下のときは『つけっぱなし』の方が節約になります。
これは、室温3度から設定温度まで上げるのに『つけっぱなし』以上の多大な電力を消費するからです。
暖房を一日つけっぱなしにした場合の電気代
ワンルームでエアコンをつけっぱなしにしたときの電気代は、一ヶ月約1,500〜2,000円。
そして、こまめに消した場合の電気代は、一ヶ月約700〜1,200円となります。
エアコンをつけっぱなしにするとこまめに消すより、毎月1,000円ほど電気代が高くなります。
エアコンつけっぱなしのデメリット
エアコンをつけっぱなしにするときには気を付けるべきことがあります。
エアコンつけっぱなしのデメリット1:フィルター清掃
つけっぱなしにするとその分だけフィルターにほこりが溜まりやすくなります。
フィルターの詰まりは、余計な電力がかかるようになるので、こまめな清掃が必要です。
エアコンつけっぱなしのデメリット2:対応年数
エアコンをつけっぱなしにすると、その分早く壊れるような気がします。
しかし、メーカーの発表では、つけっぱなしは壊れる原因にはならないそうです。
よって、対応年数に対するデメリットはありません。
エアコンつけっぱなしのデメリット3:乾燥
暖房をつけたまま寝てしまうとどんどん湿度が下がり、室内が乾燥してしまいます。
寝るときにも暖房をつける場合は、加湿器との併用をおすすめします。
まとめ:暖房はこまめに消して電気代の節約を!!
エアコンの暖房をつけっぱなしにすると、毎月1,000円ほど余計に電気代がかかります。
気温が4度以上の日に1時間以上外出する場合は、エアコンを消した方が節約になります。