50万円以下でもビジネスは始められる!!


 ビジネスを始めるには、最低でも1,000万円の開業資金が必要です。

 店舗の取得費や改築費に予定外の出費があれば、それ以上の出費になることも多いでしょう。


 しかし、初期費用がかからないビジネスを選択すれば、50万円という少額の初期費用でもビジネスを始められます。

 例えば、副業の定番であるせどりに必要な初期費用は、パソコンと初期の仕入れ代くらいです。

 そのような少額から始められるビジネスならもし失敗してもリスクはほとんどありません。


 そこでこの記事では、50万円以下で始められるビジネスや、少額ビジネスを成功させるためのコツを解説します。


開業資金50万円以下のビジネス8選


1.転売ビジネス

 転売ビジネスは店舗さえ持たなければほとんど初期費用をかけることなく始められるビジネスです。

 家電ほどの大きさを商材にすると倉庫を借りる必要がありますが、ブランドバッグやスマホなどの小型で高単価の商材なら自室の一角にスペースを設けるだけで良いでしょう。



 いきなり一つ数万円レベルの商材を仕入れてしまうと、失敗したときのリスクがあるので、最初は数千円程度のものから始めると良いでしょう。

 また市場価格は、株式のように日々変化していることが多いので、毎日の市場分析が重要です。

 少しでも興味のある分野の商品の方が、情報収集もやりやすい分おすすめです。


2.代行ビジネス

 買い物代行からゲームのレベル上げ代行まで代行業には様々な種類があります。

 代行業で稼ぐコツは、一つのジャンルに縛られることなくあらゆる代行を広く行うことです。

 一つ一つの仕事を丁寧に行えば、買い物代行の依頼者が次回は清掃を依頼してくるかもしれません。

 資格や知識の必要な作業の方が高単価になりやすいので、自分の持っている資格や知識と代行業の相性が良さそうなら、その分野に特化する戦略もありです。


3.情報ビジネス

 You Tube やブログ、セミナーで情報を発信して稼ぐ方法は、現代の情報化社会との相性も良く稼ぎやすいです。

 情報ビジネスは、同じ作業量でも顧客の数により収入が数倍違うこともあります。

 大手ブロガーやYouTuber の月収は100万円を超えることもあり、夢のあるビジネスです。


4.講師ビジネス

 講師は、家庭教師のように勉強を教える講師と、スポーツインストラクターのように運動を教える講師の二つが有名です。

 それ以外にも、コミュニケーションスキルやお金の稼ぎ方など工夫次第で変わったことを教える講師も差別化されて面白そうです。

 自分に特技があったりこれから学びたいことがあれば、講師業が成り立つかどうかを考えてみるのはいかがでしょうか。


5.コンサルタントビジネス

 コンサルタント業は、原価がゼロ円で人件費がかかるだけなので、稼げる業種の代表例になっています。

 初心者には難しいビジネスですが、ダメ元で挑戦しても失う物は少ないです。


6.清掃ビジネス

 清掃業は、清掃道具だけあれば始められスキルも必要ないので、個人で始めるのにはおすすめのビジネスです。

 家庭の清掃だけでなく、会社や店舗の清掃も個人で請け負うことは出来るので、積極的に営業をかけてみると良いでしょう。


 清掃自体は難しい技術ではないので、将来的に人を雇い事業拡大するのも容易です。


7.webライター

 webライターは、パソコン一つで気軽に始められます。

 毎日大量の案件が募集されているので、一度仕事を行ってみて自分に出来るか確認すると良いでしょう。




8.占い師

 占いは、物を販売するのとは違い、原価がかからないメリットがあります。

 現在では、対面だけでなくネット上で完結するタイプの占いもあるので、在宅ワークが出来るのもメリットになるでしょう。


小規模ビジネス成功のコツ


コツ1:ランニングコストを抑える

 家賃20万円の居酒屋なら売り上げが月に100万円あっても赤字になるでしょう。

 反対にネットで転売をしている人は、月の売り上げがゼロでも赤字にならないケースもあります。

 ランニングコストの大きさがそのままビジネスの難易度になるので、まだビジネスの種類を決めていないならランニングコストの小さなビジネスを始めるのもありです。


コツ2:大手と競合しない

 個人で50万円以下で始めるビジネスは、資金力や組織力がありません。

 大手と同じ戦略を取っていては、あっという間に飲み込まれてしまうでしょう。


 大手が足を踏み入れないような小さな仕事が個人ビジネスの戦場になります。

 そのような小さなビジネス領域にも、収益性は高いけど収益額が小さくて大手が手掛けない仕事はたくさんあります。


コツ3:市場のニーズを掴む

 当たり前のことですが、極稀にニーズのまったくない仕事を始めてまったく稼げない人もいます。

 それはまるで魚のいない池に釣り針を垂らしているようなものです。


コツ4:小さく始めて少しずつ大きくする

 事前にしっかり調査や計画を立てていても、実際にやってみないとどれくらい稼げるのか、またそれを継続出来るのかは分かりません。

 最初から大金を投じて大きく始めてしまうと、失敗したときの損失が大きくなってしまうので、最初は失敗することを前提に小さくビジネスを始めましょう。


 もしそのビジネスが小さく成功したら、その資金を元手に少しずつ大きくしていきましょう。

 個人でビジネスをする能力と、人を雇うビジネスに必要な能力は異なります。

 多くの経営者が失敗するのは、その違いに気が付かないからです。


小規模ビジネスのメリット


メリット1:リスクが少ない

 日本政策金融公庫が2021年に発表したデータでは、個人事業主の平均開業資金は約941万円です。

 もちろんビジネスが失敗してしまえば、開業資金のほとんどを失ってしまいます。

 50万円以下で小さく始めれば、失敗してもすぐにリカバリーが出来るでしょう。


メリット2:方針転換が容易

 初期費用に数百万円を費やして店舗型のビジネスを始めた場合、簡単に移転や業種変更をすることは出来ないでしょう。

 しかし50万円以下で始めたビジネスなら、撤退や業種変更も容易です。

 少し営業をしてみて収益化の見込みがないなら、別の事業の計画を立ててみるべきでしょう。


メリット3:やりがいや達成感がある

 会社員として働いていると、勝手に給料が振り込まれているので、お金を稼いでいる感覚に乏しいです。

 個人で始めたビジネスなら、100%自分の力でお金を生み出すことになるので、やりがいや達成感は格別です。


メリット4:人間関係のトラブルがない

 会社で働いていると、自分で上司や同僚を選ぶことは出来ません。

 嫌いな人が近くにいても遠ざけることは難しいでしょう。


 個人で働くビジネスなら、ビジネスパートナーを自分で選べますし、もし途中で嫌いになっても関係を解消すれば良いです。


小規模ビジネスのデメリット


デメリット1:信用力がない

 大企業に比べて個人事業の信用力は皆無に等しいです。

 信用力がないので、銀行からの融資も得られませんし、取引相手を探すだけでも苦労します。

 特に大企業で働いている会社員にとっては、会社の信用力を多分に利用しているので、違和感を感じやすいです。


デメリット2:安定感がない

 会社員なら給料が毎月定額で入ってきますし、来月急に倒産や解雇になることも少ないでしょう。

 個人事業は、一つの案件で売り上げが倍になったり、ゼロになったりと収益に安定感はありません。


デメリット3:スケールメリットがない

 マクドナルドやユニクロが他企業に比べて安く商品を提供出来るのは、大量生産によりコストを抑えているからです。

 大手のように大量生産スタイルよりも、高品質な一点物の方が個人事業には向いています。 


小規模ビジネスのコツ


コツ1:優位性を見つける

 優位性とは他社より優れていることです。

 車の修理が出来るなら、自動車転売ビジネスで優位性を持っていることになります。

 コミュニケーションスキルが優れている人なら、営業面で優位性があるでしょう。


 自分の特技や知識を鑑みて、最も優位性のあるビジネスに資金と労力を割り振りましょう。


コツ2:利益率を高める

 最初のうちは、業界の全体像を知るためにも様々な仕事を行っていく方が良いですが、軌道に乗ってきたら儲からない仕事は辞めていきましょう。

 よくある失敗例として、次々に色々な事に手を出して労働量が増えたのに収益額があまり増えていないことがあります。


コツ3:一点突破

 いくつかビジネスを行う内に収益化が見込めるものがあれば、そのビジネスに全力投球をしましょう。


コツ4:資金管理

 ビジネスを廃業する直接の原因は、手持ちの資金がショートすることです。

 出来るだけ固定費のかからないビジネスモデルにし、貯金を作っておけばビジネスの成功率が高くなります。


コツ5:集客手段

 個人事業レベルでは軽視されがちなのが集客方法です。

 ネットと相性が良いビジネスならネット広告がコスパが良いですが、お年寄りを相手にするビジネスなら新聞広告の方がコスパが高くなるでしょう。

 継続的に収益を得るには不可欠な要素です。


まとめ:50万円以下でもビジネスは始められる


 初期費用を抑える工夫をすれば、初期費用50万円以下でもビジネスを始められます。

 ただし資金力も信用力も無いので、大企業と同じ戦略では失敗します。

 50万円という少額ならリスクはほとんどないので、何度も挑戦することがおすすめです。


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