今のユニクロは安くない?


 安いファッションブランドの代名詞『UNIQLO(ユニクロ)』。

 しかし、ユニクロですら高いと感じている人も多いでしょう。



 実は『ユニクロ』は、2006年にさらなる格安ブランドとして『GU(ジーユー)』を立ち上げて以降、高品質でやや高価な商品が増えており、ユニクロが高いと感じるのも自然なことです。

 ユニクロの商品自体は、かつてより丈夫な生地で使いやすいシルエットの物も増えており、値段以上の価値があることは疑いようもありませんが、もっと安いブランドが知りたい方もいるでしょう。

 そこでこの記事では、ユニクロの価格帯を基準にさらに安いブランドを5つ紹介します。



ユニクロよりも安いプチプラブランド5選


 ユニクロよりも安いブランドは、以下の5つです。

・GU(ジーユー)
FOREVER21
・H&M
・しまむら
・shein(シーイン)


プチプラブランド1:GU(ジーユー)

 ユニクロの姉妹ブランドとして、ユニクロよりもさらに低価格帯の商品を展開しているのがGUです。

 ユニクロが全年齢を対象としているのに対して、GUは10〜20代前半をターゲットにしています。

 よって、ユニクロ以上にトレンドを抑えている商品が多いのも特徴です。


 トレンドアイテムを気軽に試してみるには、一番おすすめのブランドです。


プチプラブランド2:FOREVER21

 FOREVER21は2009年に原宿に日本第一号店を出店していましたが、2019年に日本の全19店舗の撤退を行いました。

 しかし、2023年に日本再進出が予定されており、低価格帯ファッションブランドの競争が激しくなることが予測されています。

 価格帯はユニクロとGUのちょうど中間で、十分に格安ブランドと言えます。


 商品ラインナップの特徴は、ユニクロやGUが大量生産でオーソドックスなアイテムが多いのに比べて、FOREVER21は少量生産でややファッション性の高いアイテムが多いです。

 店舗数の少なさも影響して、『ユニクロかぶり』が起きにくいのもメリットでしょう。


プチプラブランド3:H&M

 H&Mは、スウェーデン発祥のプチプラファッションブランドです。

 価格帯はGUと同じで、『GUの海外版』のイメージをすると良いかもしれません。


 FOREVER21と同様に、ベーシックなアイテムよりはファッション性の強いアイテムが多いので、ユニクロファッションに飽きている人にもおすすめです。


プチプラブランド4:しまむら

 主に女性客をターゲットにしているプチプラブランドがしまむらです。

 国内では、ユニクロに次ぐ2番目の販売規模を誇りますが、ユニクロとしまむらでは販売戦略が違います。

 ユニクロは自社で生産から販売までを一括して低価格を実現しているのに対して、しまむらはメーカーから直接買い付けて中間マージンがかからないようにして安さを実現しています。

 よって、ユニクロの店頭に並んでいる服には必ず『ユニクロ』のタグがついていますが、しまむらに並ぶ服にはさまざまなメーカーのタグが並んでいます。

 よって、店舗によって品揃えや価格も違っており、その比較を楽しめるのもしまむらのメリットです。
 

プチプラブランド5:shein(シーイン)

 shein(シーイン)は中国のプチプラファッションブランドです。

 中国企業ですがアメリカでブームとなり、今ではユニクロやH&Mなどを抜いてアパレル業界最王手へと急成長を遂げています。


 sheinの特徴は、ほぼネット販売のみで運営をしていることです。

 専用アプリから商品を注文すると、中国の倉庫から直接購入者の元へ配送されます。

 よって、実店舗は日本になく、この企業の名を聞いたことの無い人も多いことでしょう。


 もう一つの特徴は、少量多品目生産です。

 毎日約5,000点の新作が販売されているため、毎日アプリを眺めていても毎回新しい商品を見ることが出来ます。


こちらのリンクから公式サイトへ飛べます


プチプラブランドの注意点


プチプラブランドの注意点1:合成繊維が多い

 中価格帯以上のブランドアイテムは、シルクやコットンなどの天然素材が使われており、上部で着心地の良い商品が多いです。

 一方で、低価格帯のアイテムは、ポリエステルなどの化学繊維の物が多く、見た目でもチープな感じが分かります。

 若者が着る分には気にならないことが多いですが、30代以上の大人が着るとどうしても違和感が出てしまうのは、この素材感のせいです。


プチプラブランドの注意点2:『ユニクロかぶり』する

 ユニクロだけでなく、ここで紹介したようなプチプラファッションは、街中を歩く人や友人とかぶる可能性が高いです。

 それを防ぐ方法として、このようなコツがあります。

・2つ以上のブランドアイテムで全身をコーディネートする
・『ユニクロのフリース』のような人気商品を避ける
・アウターやワンピースなどメインアイテムは少し高い物を買う


プチプラブランドの注意点3:意外に高い商品もある

 基本的にプチプラファッションブランドにおいてある商品はどれも他店より安いです。

 しかし、中には割高な商品もあり、それらは中価格帯の商品と数百円しか変わりません。

 時には他のお店の市場調査も行い、本当に安いかどうかを見ることをおすすめします。


プチプラブランドの注意点4:むしろ割高になるケースも?

 意外な落とし穴として、安い素材の服は首元や袖などが伸びてしまったり、色が落ちたりしてどうしても寿命が短くなりがちです。

 安い服を買い替えていくよりも、高い服を長く着続ける方が割安になることもあります。


 新しいファッションに挑戦するときは、安いプチプラファッションで揃えて、お気に入りのアイテムは、少し高い物を長く着続けるのがおすすめです。


プチプラブランドの注意点5:商品サイクルが早い

 ファストファッションブランドのコンセプトは、大量生産大量消費です。

 安い利幅をカバーするために、次々に新商品を開発して、購入を促してきます。

 よって、今店頭に並んでいる商品が一週間後にも並んでいるかは分かりません。



まとめ:プチプラファッションは安いけど購入時に注意!!


 この記事では、ユニクロよりも安いプチプラファッションブランドを5つ紹介しました。

 ファストファッションなら、安い価格でアイテムを揃えることが出来るので、新しいファッションに挑戦したり、小物を多めに揃えたりするのに便利です。

 また、最近のプチプラファッションは、品質も高くすぐに破れたりすることもありません。


 ぜひ大型ショッピングモールに行く機会があったら、一度顔を覗かせてみてください。