競争の激しいラーメン業界


 ラーメンは日本の国民食となっており、うどんやそばよりも市場規模が大きい業界です。

 『自分ならもっと美味しいラーメンが作れる。』

 『こうすればもっと儲かるのに・・・』

 とラーメン屋の開業に興味のある方も多いでしょう。


 そこでこの記事では、ラーメン屋の年収やメリット・デメリットについて解説します。



ラーメン屋の年収

 ラーメン屋の年収は、繁盛具合によって大きく変わりますが、黒字経営をしているオーナーの平均年収は約500万円です。

 そして繁盛店になると、年収1,000万円を超えることもあります。


 ただし廃業率も高く、10年後に生き残っているラーメン店はわずか5%です。



ラーメン屋のメリット


ラーメン屋のメリット1:需要が大きい

 麺類の中で外食時に一番食べられているのがラーメンです。

 外食時によく食べる麺類を調査したアンケートでは、ラーメンがうどん・そば・パスタの2倍以上食べられているというデータもあります。

 ただし、その分店舗数もラーメン屋が他に比べて1.5倍多いので、競争が激しいとも言えるでしょう。


ラーメン屋のメリット2:回転率が高い

 お店のコンセプトにもよりますが、ラーメン屋のメインターゲットはランチ時の男性になります。

 短い昼休みにサッと食べる客が多いので、他の飲食店に比べて回転率が高いです。


 ラーメン屋の1人あたりの滞在時間は15~20分なので、1時間あたり3回転以上回せます。

 これがファミリー層向けの座敷タイプのうどん屋なら、滞在時間は30分~1時間になってしまいます。



ラーメン屋のデメリット

ラーメン屋のデメリット1:ライバルが強い

ラーメン店のライバル1:全国チェーン店

 ラーメン屋には全国チェーンや『二郎系』といった強力なライバルが多いです。

 特にチェーン店については、圧倒的な物量で個人経営店では真似できない安値でラーメンを提供しています。

 例えば、最王手の『餃子の王将』なら醤油ラーメン(税込み550円)や餃子の王将ラーメン(税込み572円)が安めのメニューですが、しっかりと大きな具材が乗っており決してチープな印象はありません。

ラーメン店のライバル2:コンビニ

 かつてはラーメンをコンビニで食べるには、カップ麺しか選択肢がありませんでしたが、近年ではお弁当コーナーに本格的なラーメンが並んでいます。

 価格も500~600円程度と安く、個人経営のラーメン屋の強力なライバルになっています。


ラーメン屋のデメリット2:ガス代が高い

 豚骨ラーメンのスープを作る場合、1日中強火で煮込み続けないといけないので、ガス代が多くかかることは有名です。

 それ以外のスープの場合でも、いつでも熱々を提供しなくてはならないので、常に弱火にかけています。

 また、ラーメンを茹でるための鍋も常に熱しておく必要があります。

 一般的なラーメン屋で、毎月5-8万円はガス代がかかります。


ラーメン屋のデメリット3:『1,000円の壁』

 ラーメン業界には、 『1,000円の壁』という言葉があります。

 どんなに美味しいラーメンでも1杯1,000円以上出したい客はほとんどおらず、ラーメン屋の客単価が1,000円を超えることはほぼありません。


 商品やサービスの質を上げて単価を上げる工夫も大切ですが、いかに回転率を上げて低い客単価をカバーしていくかがラーメン経営の肝になります。



ラーメン屋経営のコツ


ラーメン屋経営のコツ1:コンセプトに合った立地

 安さとボリュームで勝負するなら、サラリーマンの多いオフィス街に出店するのが良いでしょうし、オシャレなラーメン屋なら賃料の安いロードサイドに出店する方が良いでしょう。

 立地に関しては簡単に変えることが出来ないので、コンセプトを考える段階から時間をかけて探しておきましょう。


ラーメン屋経営のコツ2:安売りをしない

 ラーメン店は一つ一つ味や雰囲気が違い、客もそれぞれ好みが違います。

 一度ファンになってもらえば、たとえ他店より50円高くてもその店に客を奪われることはまずありません。

 元々薄利多売の飲食ビジネスで安易な安売りは厳禁です。


ラーメン屋経営のコツ3:経営者としての意識を持つ

 ラーメン好きがラーメン店を始める場合でよくあるのですが、経営者としての意識がなく1ヶ月に何杯売れば黒字になるのかすら分かっていないことがあります。

 ラーメン屋を経営するために必要なのは、ラーメンの腕前よりも経営の腕前です。


 オペレーションに無駄がないか、周辺にライバル店が出店していないか、細かい所にまで気を配れるのが儲かる経営者です。


ラーメン屋経営のコツ4:こだわりを捨てる

 ラーメンの麺は、製麺所から購入すれば自分で一から作る必要はありません。

 さらにはスープも業務用の冷凍スープを使えば、一日中鍋を煮込み続けなくて済みます。


 たしかに時間とお金をかければ、自分の納得するラーメンを作れますが、それが売れるラーメンかどうかは別物です。

 こだわって高い材料代とガス代を払うよりも、外注化した方が上手く経営が回ることもあるでしょう。



まとめ:ラーメン屋は競争が激しいが夢はある

 ラーメン店経営は、ライバルが多く難しいビジネスですが、日本の国民食になっており圧倒的な需要があります。

 それ故に、一度繁盛店になれば年収1,000万円以上も狙える夢のあるビジネスです。


 ラーメンが好きで、自分の腕を試してみたい人にはラーメン屋経営をおすすめします。


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