You Tubeショートの収益額は1再生0.002円


 2023年2月よりYou Tubeショートも収益化の対象となり、その金額が低すぎることが話題になっています。

 You Tubeの中でも普通の動画については、1再生あたり0.05円。1000回再生で50円。

 一方のYou Tubeショートは、1再生あたり0.002円。1000回再生されてもわずか2円です。


 なぜこれほどまでにYou Tubeショートの報酬単価が低いのでしょうか。



You Tubeショートが安いのは広告がないから

 You Tubeの動画を再生されるとクリエイターに報酬が入るのは、You Tube動画に広告が挿入されており、その広告収入の一部を報酬として受け取れるからです。

 しかし、You Tubeショートでは、その特性上広告が挿入されておらず、どれだけ再生されてもYou Tube側にお金が流れないので、本来はクリエイターへの報酬もありません。


 おそらく現在は、You Tubeショートを流行らせるフェーズのため、赤字前提でクリエイターへの報酬を支払っていますが、このようなスキームは長く続かないことが多く、急に報酬を打ち切る方針になっても不思議はありません。



他のショート動画の報酬は?

 現在ショート動画の主流は、『You Tubeショート』『instagram Reels』『TikTok』の3つです。

 しかし、どのショート動画も動画を再生されるだけでは報酬化されず、企業案件や自社製品を販売することで報酬化しています。

 今回You Tubeショートは一応収益化可能となりましたが、100万回再生されても2,000円の報酬にしかならず、実質的に収益化は出来ていません。



まとめ:ショート動画は報酬化できない

 現状、『You Tubeショート』で収益化をすることは実質的に不可能です。

 現在ショート動画で報酬を獲得しているのは、企業案件を獲得できるようなインフルエンサーや、自社商品を持っている起業家くらいです。


 ショート動画は、その性質上広告を挿入しにくい構造になっており、今後も再生に対する報酬額が上がる可能性は限りなくゼロに等しいでしょう。

 もし収益化を図るなら、ショート動画で集客して、長尺の動画を再生させるスキームが有効です。