『禁断ボーイズ』メンバー、売春防止法で逮捕


 現在は解散している『禁断ボーイズ』(登録者数194万人)の元メンバーが売春防止法違反で逮捕されました。

 逮捕されたのは、モーリー(本名:森衡平)さん。

 森容疑者は、マッチングアプリを利用した売春グループに所属し、女性になりすまして男性にメッセージを送る役を担っていました。



1億7000万円を違法に売り上げたか

 売春グループは、逮捕された2023年1月までの2年9ヶ月の間に、合計で1億7000万円を違法に売り上げていました。

 所属するメンバーは森容疑者も含めて合計20人の大きなグループで、組織的な犯行が恒常的に行われていたようです。


 単純計算で1億7000万円を20人で割ると、一人あたり約850万円。

 2年9ヶ月で850万円なので、1ヶ月約25万円の報酬を得ていたことになります。

 森容疑者はメッセージを送る役ということで、おそらく末端のメンバーであると予想されるので、実際に受け取っていた額はもっと少ないでしょう。

 一時はYou Tube界隈で屈指の人気を誇っていた人が犯罪を犯してまで得た額と考えると複雑な心境になります。



You Tubeの収益はわずか1万4000円

 『禁断ボーイズ』は、過激な動画や行き過ぎたドッキリなどで人気となり、一時194万人もの登録者を持っていた超人気グループでした。

 さらには、同じく超人気YouTuberの『ヒカル』さんや『ラファエル』さんらと『NextStage』を結成するなど精力的に活動。

 しかし相次ぐメンバーの脱退で4人で始めたグループは2人になり、再生数も劇的に下がっていました。

 2人体制になってからの収益を公開する動画を投稿しており、そこで語られたのは二人で月収1万4000円というものでした。


YouTuberはオワコンか

 彼らのように再生数自体が減って収益が減った人もいますが、再生数が変わっていなくても収益が減少している人もいます。

 YouTuberの収益は、動画の途中に挿入されるCM動画によって賄われており、再生数が多いほど収益額も大きくなります。



 しかし、コロナショック後の世界経済の冷え込みにより広告料の値下げが続いており、かつては1再生0.1円ほどの報酬が得られましたが、現在では1再生0.05円ほどにまで下落しています。

 1再生0.05円の報酬で計算すると、10万再生で5千円。100万再生でようやく5万円の報酬になります。

 長尺の動画の場合、もう少し1再生あたりの報酬額は大きくなりますが、日本に100万回再生されるような人気YouTuberは数えるほどしかおらず、You Tubeで生活をしていくことの難しさを感じます。



 今後も再生数あたりの報酬額が減少していけば、登録者100万人を超えるような大手YouTuberも動画投稿だけで生活をしていくことが出来なくなります。

 99%の投稿者は善良な方だと思いますが、これから先も今回のような事件が起こっても不思議はありません。



まとめ:やはりYouTuberはオワコンだった

 今回は、人気YouTuberの凋落とYou Tubeの報酬額について解説しました。

 You Tubeの収益は、これから先も劇的に上がることはなく、徐々に下がっていく可能性の方が高いと考えます。

 YouTuberに憧れているからと言って、安易にYouTuberを目指すのは辞めておいた方が良さそうです。

 登録者100万人や再生数100万回をコンスタントに出せる自身があるなら挑戦する価値があるでしょう。