PS5一般販売開始、転売価格も落ち着く
この2年は、需要に対して供給量がまったく追いついておらず抽選販売が行われており、転売ヤーの格好の的になっていました。
定価6万478円に対してフリマアプリなどでは約10万円で転売されていました。
しかし、一般販売が開始されたことで転売価格も暴落し、現在では定価と同じ価格で転売されています。
新品を正規ルートで買えるようになったのに、わざわざ補償があやふやで壊れているかもしれない中古品を買いたい人はほとんどおらず、転売ヤーの損切り合戦が続くものと思われます。
なぜps5は品切れになっていたのか
PS5が品切れになってしまったのは、いくつかの要因が絡み合ってしまったからです。
その要因は、下記のとおりです。
・日米欧同時発売
・コロナ禍での巣ごもり需要
・半導体不足
・ウクライナ問題
要因1:日米欧同時発売
先代のPS4は、市場規模の大きい欧米で先行販売し、その3ヶ月後に日本で発売する戦略を取りました。
しかし、この方法はユーザーに『日本軽視』と取られ、批判が殺到。
そこで次世代機のPS5では、日米欧同時発売の戦略に切り替えたのです。
ゲーム機は、発売当初に一気に需要が高まり、徐々に減少していく特徴がありますが、3地域で同時に発売したことで、さらに需要が集中してしまい供給不足が起こりました。
要因2:コロナ禍での巣ごもり需要
PS5の発売日は2020年11月。
奇しくも2019年末から始まったコロナ禍の影響で、巣ごもり需要が高まる中、新たな余暇を求める人々にPS5はうってつけの商品となりました。
本来、定価約6万円とおもちゃとしてはかなり高額なPS5ですが、外食やレジャーを控えたことで財布に余裕のある人が一定数増えたことで、その問題も解決されてしまいます。
これにより、販売元の想定よりも多くの人々がPS5を買い求めることになり受給のバランスがいっそう崩れてしまいました。
要因3:半導体不足
コロナ禍で半導体製造工場が休止していたことに加えて、2020年頃からビットコインの価格が高騰したことで、第二次仮想通貨マイニングブームが起こりました。
仮想通貨マイニングには、半導体が元になっているグラフィックボードというパソコン機器を大量に必要とするため、PS5を作るための半導体が不足する現象も起こりました。
要因4:ウクライナ問題
そして2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻は、世界経済や世界の物流を停滞させています。
日本では半導体は作られておらず、アメリカや韓国、台湾が主な半導体の製造国なので、物流が滞ってしまうと、日本にまで半導体が行き渡りません。
まとめ:PS5転売はまもなく終了する
PS5の一般販売が始まったことで、現在転売ヤーは在庫処分を行っています。
一般販売が始まったとはいえ、まだ一部の店舗で品切れになることはあるので、もう少しだけ転売商品が売れるでしょう。
それでも今から転売目的でPS5を購入しても間違いなく損失を抱えるので、転売に興味がある人も別の商材を探した方が良いでしょう。
当サイトでは、過去に転売をしていた私がおすすめしたい転売商品を『おすすめのせどり・転売商材4選!!実際にせどりで生計を立てていたセドラーが解説します!!』で解説しています。合わせてご覧ください。