『一発屋芸人』最高月収ランキングTOP20
一発屋芸人になれると、休みもなく毎日数本の番組やイベントに出演し、移動のロケバスで寝るような生活が続きます。
しかし、その月収はサラリーマンの年収以上にもなり、今回のランキングのトップ芸人の月収は4,000万円です。
そこでこの記事では、そんな一発屋芸人の中からテレビや雑誌で最高月収を公表した20人をランキング形式で発表します。
『一発屋芸人』最高月収ランキング
過去にテレビや雑誌でピーク時の最高月収を公開している一発屋芸人のランキングはこのようになります。
最高月収や当時のネタ、現在の様子なども一人ずつ紹介していきます。
1位 ヒロシ 4,000万円
2位 波田陽区 2,800万円
3位 長州小力 2,000万円
4位 小島よしお 1,200万円
5位 レイザーラモンHG 1,200万円
6位 8.6秒バズーカー 1,000万円
7位 スギちゃん 1,000万円
8位 髭男爵 1,000万円
9位 AMEMIYA 900万円
10位 クマムシ 800万円
11位 にしおかすみこ 700万円
12位 ムーディ勝山 640万円
13位 エスパー伊東 500万円
14位 パッション屋良 500万円
15位 ダンディ坂野 440万円
16位 コウメ太夫 400万円
17位 Wコロン 400万円
18位 藤崎マーケット 320万円
19位 クールポコ 300万円
20位 ジョイマン 180万円
1位 ヒロシ 4,000万円
『ヒロシです・・・』のフレーズと自虐ネタで2003年頃にブームとなったヒロシさんの最高月収はなんと4,000万円。
さらには月収1,000万円以上あった期間が1年近くあったとのことなので、年収では1億円以上だったのは確実です。
しかし、元々コミュ障であがり症だったヒロシさんは『もうひな壇に立ちたくない』や『もうテレビに出ません』といった発言があり2009年頃には仕事が消滅しました。
しかし、2015年頃からキャンプ系YouTuberとしてブームが再来。
チャンネル登録者数は115万人もおり、メインのソロキャンプ動画の再生回数は100万回を超えています。
再生回数だけではそれほど稼げなさそうですが、キャンプ用品の企業案件動画もあり、現在でも会社員くらいの年収はありそうです。
2位 波田陽区 2,800万円
ギター侍のキャラクターと『でもアンタ、◯◯ですから!残念!!』のフレーズで2004年末からブレイクしたのが波田陽区さんです。
その最高月収は、なんと2,800万円!!
彼がこれほどまでに年収が高い理由は、所属するワタナベエンターテインメントのギャラ比率が5:5となっているからです。
実は芸人のギャラは、所属する事務所によって取り分が大きくことなっており、吉本興業が『芸人1:事務所9』なのは有名な話です。
その後、『クイズ!ヘキサゴン』に多く出演していましたが、それも2010年頃に消滅。
2016年からは福岡県に移住し、現在もローカルのテレビやラジオで多数のレギュラー番組を持っています。
移住後の年収を『大卒の初任給くらい』と答えており、現在の年収は300万円前後ではないかと予想されます。
3位 長州小力 2,000万円
プロレスラー長州力の格好でパラパラを踊ったり、『キレてないですよ』のフレーズで2005年にブレイクしたのが長州小力さんです。
長州小力さんの最高月収は、2,000万円。
しかし、その時の金遣いは『ビートたけしさん並』と注意されるほどの悪さで、貯金はまったく残っていないそうです。
現在は、『月の半分が休みで月収5万円程』と語るくらいに収入が減っていますが、本人は今のペースが心地よいそうで、一生このキャラを続けていくつもりなのだとか。
4位 小島よしお 1,200万円
海パン姿で『そんなの関係ねぇ!』や『おっぱっぴー』のフレーズが流行語にもなった小島よしおさんの最高月収は1,200万円。
一発屋芸人に分類されていますが、他の一発屋芸人と違い長くテレビなどに出演し続けているのは、早稲田大学を卒業するほどのしたたかさがあるのかもしれません。
現在では、『小学生向け勉強系YouTuber』としても活躍しており、子どもたちからも分かりやすいと好評で、チャンネル登録者数は13.7万人もいます。
5位 レイザーラモンHG 1,200万円
危ない衣装で腰を振ったり『フォー!!』と雄叫びを上げる芸風で2005年頃にブレイクした芸人さんです。
最高月収は1,200万円ですが、吉本興業のギャラの取り分が『芸人1:事務所9』であることを考えると、破格の売れ方をしていたことが分かります。
現在は、ハードゲイのキャラクターを封印していますが、相方のRGさんと漫才をしたり、モデルや飲食店経営など多岐に渡り活躍しています。
最近テレビに出演した際に現在の年収を3,500万円と公表しており、他の一発屋芸人と比べてブーム後の立ち振舞にも成功しています。
6位 8.6秒バズーカー 1,000万円
『ラッスンゴレライ』というよく分からない造語(?)を使った歌ネタで2014年頃に一気に子どもたちの人気者になった8.6秒バズーカー。
2014年12月頃から2015年上半期が絶頂期だったため、毎年年末に決まる流行語大賞のTOP10入りを逃し、『上半期に頑張りすぎました・・・』というコメントを残したことは有名です。
人気絶頂の最中、『8.6秒バズーカーという芸名が"8月6日の原爆の日"を表している。』や『ラッスンゴレライは、爆弾投下合図の"落寸号令雷"である。』と言ったおそらくデマであろう噂によりテレビ業界から遠ざけられた珍しいコンビでもあります。
7位 スギちゃん 1,000万円
『ワイルドだろ〜?』とワイルドネタでブレイクしたスギちゃん。
実はブレイクする前は、10年間ほどコンビ芸人として活動していましたが、相方や事務所を転々と変えていた不遇な期間を過ごしています。
現在の収入額は分かりませんでしたが、『温泉ソムリエ』の資格を持っており、旅番組で活躍を続けています。
8位 髭男爵 1,000万円
貴族と執事のキャラクターと、『ルネッサーンス』のフレーズで人気者の仲間入りをした髭男爵も2008年頃に活躍し、月収1,000万円を稼いでいました。
現在は、コンビで活動を続けつつもソロの仕事にも力を入れており、ひぐち君が月収18万円、山田ルイ53世が月収30万円ほどを稼いでいるそうです。
9位 AMEMIYA 900万円
『冷やし中華はじめました』の歌ネタで2010年に活躍したAMEMIYAさんの最高月収は900万円。
ギャラだけで見ると最高月収は400万円ですが、曲の印税が500万円もあり合計で900万円となりました。
しかし、彼の活躍はそれだけではありません。
『◯◯はじめました』のフレーズが使いやすく、ブレイクが去ったあともCMで起用されたり、結婚披露宴で営業したりと、現在も安定的な収入を得ています。
今ブームの芸人や中堅以上の芸人を結婚式に呼ぶには100万円以上は覚悟する必要がありますが、知名度がありブームの去っているAMEMIYAさんなら割安に呼べるのも人気の理由のようです。
10位 クマムシ 800万円
『あったかいんだからぁ♪』の歌ネタで2015年に最高月収800万円になったクマムシ。
同タイトルでCDデビューも果たし、日本レコード大賞に選ばれるなど、まるでアーティストのような活躍が印象的です。
しかし、その活躍が災いしお互い天狗になっており、長谷川さんは新しいネタを考えるよりもボイストレーニングに力を入れてしまったり、佐藤さんは他人を見下すようになりました。
そしてお互いの関係性も悪くなってしまい、その影響があるのかは分かりませんが、仕事も激減して行きました。
現在では、売れなくなったことで改めてお互いの重要性を認識し、関係も良好になっているそうです。
11位 にしおかすみこ 700万円
SMの女王様の格好で『にしおかぁ〜っ、すみこだよぉ〜』から始まる漫談ネタを披露していたにしおかすみこさん。
ブレイクしたのは2006年。最高月収は700万円であることが最近判明しました。
実は、本名が芸名と同じ『西岡 純子』であることはあまり知られていません。
ブームが過ぎるあたりから『来年消えていそうな芸人』に常にノミネートされていたことを心配して、落語家に転身したりレポーターやナレーターにも挑戦し続けていました。
現在は落語は行っていませんが、ローカルテレビでレポーターやナレーターの仕事を行っており、すっかり女王様の面影はなくなりました。
12位 ムーディ勝山 640万円
『右から来たものを左へ受け流すの歌』の歌ネタで2007年にブームとなっていたムーディ勝山さんは、最高月収640万円。
同じく当時ブームとなっていた『着うた』との相性もよく、210万ダウンロードを記録しています。
『上から落ちてくるものをただ単に(ただただ)見ている男の歌』や『数字の6に数字の5を足したの歌』など他にも歌ネタを多数持っていますが、1年ほどで姿を消してしまいました。
現在は、他の一発屋芸人同様にローカルテレビで出演を多くしており、声質の良さからローカルラジオでの活躍も多いです。
13位 エスパー伊東 500万円
ボストンバックに納まり顔だけ出して登場したり、体を張った挑戦にことごとく失敗するネタで1990年代に定期的にテレビ出演していたエスパー伊東さん。
意外にも最高月収は500万円もありましたが、2018年に突然眠気が襲ってくる病気になり芸能界を休業。
芸能界を休業したことで収入0となり、生活保護を受けて生活をしています。
さらに、2020年には60歳という年齢もあり、認知症を患い老人ホームに入所。
現在は、老人ホームでのんびりとした老後を過ごしているものと思われます。
14位 パッション屋良 500万円
体操のお兄さんキャラで漫談を行い、途中から『ンーッ!』と唸りながら自分の胸を思いっきり叩くネタでブームになったパッション屋良さん。
2006年頃にブームとなり、最高月収は500万円。年収では3,000万円にもなったそうです。
学生時代には国士舘大学で円盤投げの選手として活躍しており、芸能人のスポーツNO.1決定戦で4位に入賞するなど、見た目の筋肉が決して飾りでないことが分かります。
ブームが去った後は地元の沖縄に戻り、パーソナルジムを開業。
現在は年収600万円ほどで、中学2年生から付き合っていた女性と結婚し、4人の子供にも恵まれおり、幸せな家庭を築いているようです。
15位 ダンディ坂野 440万円
『ゲッツ!』の一言だけで長期に渡りお茶の間に愛されているダンディ坂野さんの最高月収は440万円。
ダンディ坂野さんが他の一発屋芸人と違うのは、CMの出演回数が圧倒的に多いことです。
『ゲッツ!』のギャグはわずか1秒ほどで行えるので、15秒に収めなくてはならないCM業界で使いやすいのが要因でしょう。
また、バラエティ番組に出るときにいつもニコニコ笑顔を振りまいており、明るいイメージもCMとの相性が抜群です。
多くのCMに引っ張りだこの彼は、現在でも推定年収2,000万円と言われています。
16位 コウメ太夫 400万円
舞妓の格好と『チクショー!!』のフレーズで2006年頃エンタの神様にレギュラーのように出演していたコウメ太夫さんの最高月収は400万円。
しかし、次のブームを生み出せずすぐにテレビで見ることはなくなりました。
現在は、ブームの時に購入したマンションの家賃収入で生活をしており、キャラクターと違い意外にも堅実な性格なのかもしれません。
総額5,000万円のマンションを現金で3,000万円、ローンで2,000万円支払っており、ローンの支払をしても毎月25万円の家賃収入が入るようになっているようです。
17位 Wコロン 400万円
『整いました』が有名なWコロンの最高月収は400万円。
しかし、Wコロンが不仲コンビなのは芸能界では有名で、2016年にはコンビを解消しています。
『整いました』のねずっちさんは、現在もピンでYouTubeに謎掛け動画を投稿していましたが、軒並み1000回程度の再生数と低迷しています。
それでも最近ではYou Tubeショートに投稿している動画が100万回再生されるほどに人気になっており、今後の活躍に期待が持てそうです。
木曽さんちゅうさんは、新たな相方を見つけ『ケンメリ』というコンビで活動し、漫才の腕を磨いています。
18位 藤崎マーケット 320万円
『ラララライ体操』で子どもたちの人気者になった藤崎マーケットは、2006年に最高月収320万円を稼いでいます。
本人も『芸がないのにお金を持つとおかしくなる。』というように、楽屋の自動販売機横に『ご自由にお使いください』と現金を置いていたエピソードを披露しています。
しかし、2年後には月収6万円にまで収入が激減。
それでも現在もコンビでイベントなどで仕事を続けています。
19位 クールポコ 300万円
餅つきをしながら、『な~〜にぃ〜~!? やっちまったな!!!!』のフレーズで笑いを誘うクールポコさんの最高月収は、300万円。
現在もコンビで活動しており、餅つき以外にも傘の上で枡を回す芸も身に付けて、縁起物として結婚式での営業に力を入れています。
確かに明るいキャラクター性も、披露宴を盛り上げるのに向いていそうです。
20位 ジョイマン 180万円
2008年頃にラップ調のネタとゆるいダンスで人気になったジョイマン。
現在もその耳に残りやすい曲調がCMで重宝されており、定期的に様々な企業のCMに出演しています。
また、ツイッターで日々の出来事などをラップ調でツイートしており、人気を博しています。
まとめ:はっきり分かれるブーム後の明暗
同じ様に一つのネタで一時代を築き上げた一発屋芸人の20組。
しかし、ブーム後の生活ははっきりと明暗が分かれています。
一つの芸を飽きられても続けて成功した者。新たな芸で再ブームになる者。別の仕事で第二の人生をスタートする者。そして次の手を打てなかった者。
一発屋芸人の生き方は、10年で9割が廃業する自営業者や、終身雇用制度の崩壊しているサラリーマンも参考にするべきものです。
そこで、いつ退職しても良いように副業を始めてみるのはいかがでしょうか。
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