『ラファエル 』ヒカルから1億円を借りる
ラファエル氏といえば、チャンネル登録者数170万人以上の超人気YouTuberで、『お金持ちキャラ』でも売っていました。
そんなラファエル氏に何が起きているのでしょうか。
1/10に減少した広告収入
ラファエル氏と言えば、You Tubeチャンネル『令和の虎CHANNEL』にゲスト出演した際に、広告収入が1/10に激減したことを告白しています。
ラファエル氏は『ほとんどのYouTuberが同じ状況になっている。』と分析していますが、他のYouTuberを見てみると広告収入が減少したYouTuberと変わらないYouTuberに分かれます。
業界の先駆者ヒカキン氏(登録者数200万人)がこの問題について、自身の2020年と2022年の収益額を比較した動画にて、『(昨年の収益額の方が)上がってました!』と報告。
収入が10分の1に激減したラファエル氏と、収入アップしていたヒカキン氏、両者を比べると
"動画の質"の差が浮き彫りになります。
ヒカキン氏の動画は、子供達が笑顔になるような商品紹介やドッキリ動画などが多く、人物像も『聖人』と呼ばれるほどで、多くのYouTuberが炎上騒ぎを起こしているなかで、炎上知らずとしても知られています。
そのような背景から、高評価ボタンのクリック率や動画を最後まで見てもらえる比率が高く、1再生あたりの広告収入額が高くなっています。
対称的に、ラファエル氏は炎上系YouTuberと言われており、お金持ちをテーマにした動画やアダルト系の動画など、広告収益の付きにくい動画が多いです。
コンプライアンスが意識されている昨今において、当初は物珍しさから再生数こそ稼げていましたが、最近では『似たような企画が多く飽きた』というネットのコメントもあります。
広告収入の付きにくい炎上系動画で再生数も減少傾向にあることで、広告収入が10分の1に激減したというのが今回の騒動の顛末です。
利息3000万円は違法?
もう一つこの騒動が広まっている背景に、法外な利息があります。
動画では、友人のヒカル氏から1億円を1年の利息3000万円で借りる契約を結びました。
これは年利30%となり、利息制限法で定められている(100万円以上の貸付)年利15%を超えています。
たしかに利息制限法に引っかかっていますが、これには罰則がありません。
ただし、年利15%を超える分については払う必要がなく、もし払ってしまっても後々『過払い金』として返金を求めることも出来ます。
従業員解雇、家賃140万円⇒40万円へ
ラファエル氏は、収入の減少に合わせて従業員の解雇と自宅の転居を行っています。
秘書やマネージャーなど計5人を解雇とし、自宅も都内の家賃140万円の物件から千葉県の40万円の物件へと引っ越しを行っています。
『床が大理石からフローリングに変わった。浴室のテレビがなくなった。』と述べていますが、自分の生涯年収にあっているとのことで満足しているようです。
シバターは冷ややかな反応
ラファエル氏の友人で同じくYouTuberのシバター氏(登録者数120万人)は、この騒動について自身の動画で『コントというか寸劇というか、一つのネタ動画ですよね。』とヤラセ動画であるかのような反応。
一緒に動画撮影もする仲の友人の凋落をネタであると断罪しています。
また、シバター氏はラファエル氏の現在の月収を数百万円ではないかとも推測しています。
まとめ:You Tubeは栄枯盛衰
華やかなイメージのYou Tube業界ですが、長年人気を維持するには相当の努力が必要です。
炎上系の動画は爆発的に人気が広まりますが、飽きられてしまうリスクがあります。
果たして今回の出来事は、本当に資金繰りに困っているのか、話題作りのヤラセなのか。今後の動画にも注目が集まります。