冷蔵庫の1ヶ月の電気代は?
普通の家電は大型になるほど電気代が高くなりますが、冷蔵庫に関してはサイズの大きさによる電気代の差がほとんどなく、むしろ大型冷蔵庫の方が小型冷蔵庫よりも電気代が安くなります。
これは、大型冷蔵庫の方が小型冷蔵庫よりも市場規模が大きく、メーカー各社が商品開発に多額の費用をかけていることが要因です。
また、大型冷蔵庫には電気代を抑える設備を多く搭載出来る点も、大型冷蔵庫の電気代が安くなる要因になっています。
冷蔵庫の電気代を抑えるコツ
コツ1:壁から離す
すぐに出来て継続的な効果が得られる方法は、冷蔵庫と壁の間に隙間を作ることです。
冷蔵庫は内部を冷やすために冷蔵庫の左右や上部から排熱をしています。
冷蔵庫の側面がびっしりと隙間なく埋まっていると、排熱の際に出た温かい空気が溜まってしまい、上手く排熱出来ません。
冷蔵庫の左右は5mm以上の隙間を作るようにしましょう。
また、冷蔵庫上部に電子レンジなどを置く人もいますが、冷蔵庫上部も排熱に使われているので、物を置かないことで節電に繋がります。
冷蔵庫の背面部には排熱装置が付いていないので、背面はぴったりと壁にくっつけても問題ありません。
コツ2:設定温度を調整する
あまり気にしていない人も多いですが、冷蔵庫には設定温度を調整する機能があります。
冷蔵庫の設定温度を"強"にしているなら、"中"や"弱"にするだけで電気代の節約になります。
設定温度による冷蔵室の温度は次のようになります。
冷蔵室の温度
・強 1~4℃
・中 3~7℃
・弱 6~10℃
余程のことが無い限り、弱設定でも支障はありませんが、心配なら中設定をおすすめします。
コツ3:開閉時間を減らす
冷蔵庫を開けると、中の冷気が外に漏れてしまうので、再度冷蔵庫内部を冷やすために大きな電気代がかかります。
なんとなく冷蔵庫を開けるのではなく、開ける前にどの位置にある何を取り出すのかを頭の中で整理するだけでも、扉を開けている時間を減らせます。
コツ4:開閉回数を減らす
冷蔵庫を開ける回数自体を減らすのも効果的です。
特に開閉回数の多くなる料理時に、その都度食材を冷蔵庫から出すのではなく、一度にまとめて食材を取り出せば、開閉回数を減らせます。
コツ5:食品を詰め込まない
冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎないことも電気代節約に効果があります。
使わない食材を買わないことで、買い物代金も抑えられるだけでなく、冷蔵庫の電気代も抑えられて一石二鳥です。
コツ6:温かいものは冷ましてから入れる
沸騰させたお茶を早く冷やそうとすぐに冷蔵庫に入れたり、調理後の温かい料理をすぐに冷蔵庫に入れるのは、電気代が大きくかかるのでおすすめしません。
冷蔵庫に入れる前に冷まして、常温になってから冷蔵庫に入れましょう。
コツ7:最新の冷蔵庫に買い換える
一般に最新家電と10年前の家電を比べると、最新家電の方が10%の節電効果があります。
冷蔵庫に関してはこの差がさらに大きく、10年前の冷蔵庫より最新の冷蔵庫の方が30~50%も電気代を抑えられます。
年間で3,000~5,000円ほどの電気代節約になるので、あまりに古い冷蔵庫を使っている人は、この期に最新の冷蔵庫に買い換えるのも効果的です。
冷蔵庫が安い時期は?
冷蔵庫が最も安く買えるのは、8~9月です。
冷蔵庫の新作は10~11月に発表されるので、型落ちとなる前の8~9月に在庫を処理したい家電量販店は冷蔵庫の値下げを行います。
その他にも6月・12月のボーナスセールや、2~3月の決算セールを利用するのも良いでしょう。
電気代節約におすすめの機能
最近の冷蔵庫は、開閉時間や内部の温度を感知して最も電気代が安くなるように自動で運転を調整してくれます。
おすすめのサイズは?
一人暮らしの場合
一人暮らしにおすすめの冷蔵庫のサイズは150~200Lです。
自炊をするなら冷蔵室の大きいタイプ、冷凍食品を多用するなら冷凍庫の大きいタイプを選ぶと良いでしょう。
二人暮らしの場合
二人暮らしにおすすめの冷蔵庫のサイズは200~400Lです。
この辺りから2ドア、3ドア、4ドアのタイプに分かれてくるので、サイズだけでなく野菜室有無なども合わせて自分達の生活に合うものを選び必要があります。
三人以上の場合
三人以上家族がいる家庭なら、400~500Lの大型の冷蔵庫がおすすめです。
アパートやマンションなら小型の400L、一軒家なら大型の500Lにすると良いでしょう。
冷蔵庫に関しては、大型の方が電気代が安くなるので、コスパも高いです。
まとめ:冷蔵庫はライフスタイルに合ったものを選ぼう
10年以上前の冷蔵庫を使っているなら、最新の冷蔵庫に買い換えるだけで年間の電気代を3,000~5,000円の節約になります。
その他にも、冷蔵庫の両サイドに隙間を作ったり、上部に物を置かないようにしたり、設定温度や節電機能を見直すことでさらに電気代を抑えられます。
その他の家電の節約方法は、『【まとめ】電気代節約方法12選!家電別にオトクな節約方法を解説します!!』をご覧ください。