ドライヤーの1ヶ月の電気代はどれくらい?


 入浴後にドライヤーを使う際の平均利用時間は8分間と言われています。

 男性やショートヘアの女性なら約3分、ミディアムヘアで約5分、ロングヘアだと約10分が目安です。

 それぞれの時間数ドライヤーを使うと1回につき電気代はいくらになるのでしょうか。


3分間(ショート)の電気代

 男性やショートヘアの女性は、平均して3分間ドライヤーを使います。

 3分間ドライヤーを使う場合の電気代は1.5円です。


5分間(ミディアム)の電気代

 ミディアムヘアの方は、平均して5分間ドライヤーを使います。

 5分間ドライヤーを使う場合の電気代は2.5円です。


10分間(ロング)の電気代

 ロングヘアの方は、平均して10分間ドライヤーを使います。

 10分間ドライヤーを使う場合の電気代は5.0円です。


1ヶ月の電気代

 毎日1回ドライヤーを使う場合の1ヶ月にかかる電気代は、このようになります。


ドライヤーにかかる1ヶ月の電気代
・3分間 45.0円
・5分間 75.0円
・10分間 150.0円


 近年発売されているドライヤーの主流は1,200Wとかなりの電力を消費しますが、1度に使う時間が10分以下と短いため、月々の電気代への影響はそれほど高くありません。



ターボの電気代は高い?


 ドライヤーを使っていて気になるのは、どのモードを使うのがもっとも電気代が安くなるのかではないでしょうか。


通常(ドライ)モードの電気代

 ドライヤーの通常モードの電力は約1,150Wです。

 通常モードの1分間あたりの電気代は0.47円です。


ターボの電気代

 ターボモード(強モード)の電力は約1,200Wです。

 ターボモードの1分間あたりの電気代は0.50円です。


 通常モードとターボモードは、電気代の多くかかる発熱量は変わらず、電気代の安い送風量が増えているだけなので、使用される電力量はほぼ変わりません

 強い風で髪の毛の水分を一気に飛ばしてくれるので、ターボモードの方が早く髪が乾き電気代も安くなります。


冷風の電気代

 冷風モードの電力は約25Wです。

 ドライヤーは、温かい風を作るためのヒーターに使用電力の9割以上を割いています。

 よって、ヒーターを起動しない冷風の電気代は、他のモードに比べて1割以下になります。


モンスターの電気代

 ダブルファンを搭載し、パワフルな風を特徴としているドライヤーの"モンスター"。

 意外にもその消費電力は他のドライヤーと変わらない1200Wです。


 ドライヤーは、ヒーターに電力の大部分を割いており、ファンへの電力は少ないです。

 そのファンが2枚になってもほとんど消費する電力は変わらないのです。


リファの電気代

 リファのドライヤーには2つのタイプがあります。

 低価格タイプの"リファビューテックドライヤー スマート "の消費電力は1,150Wで1分間あたりの電気代は0.47円です。

 高価格タイプの"リファビューテックドライヤー プロ "の消費電力は1,200Wで1分間あたりの電気代は0.50円です。


古いドライヤーの電気代

 ほとんどの家電は、最新家電の方が電気代が安くなります。

 しかし、ドライヤーの消費電力の大部分を占めるヒーターについては、簡素な仕組みのためほとんど技術革新がされておらず、10年前のドライヤーも最新のドライヤーも消費電力は同じです。

 よって、省エネや節電のためにドライヤーを買い換える必要はありません。



ドライヤーの電気代節約のコツ


コツ1:タオルドライを行う

 ドライヤーの電気代を節約する上でもっとも重要なことは、ドライヤーをかける前にしっかりとタオルで髪についた水分を取り除くことです。

 ドライヤーは、細かい水分を飛ばずのは得意ですが、水分の塊を飛ばすのは苦手です。

 まずはしっかりとタオルで水分を拭き取ってから、仕上げにドライヤーを使うようにすると電気代を抑えられます。


コツ2:乾いたタオルを使う

 体を拭いたバスタオルだと髪を乾かす時には既にしっとりと濡れているはずです。

 濡れたタオルで髪を拭いても水分をしっかり取れないのは当然のことです。

 特に髪の長い方は、髪を乾かすためだけのタオルを用意するのも効果的です。


コツ3:タオルとドライヤーを併用する

 ドライヤーで髪を乾かす時には、タオルと併用しながらドライヤーを使うと素早く乾かせます。

 タオルを併用すると、使わない時より1~2割早く髪の毛が乾きます。


コツ4:脱衣所でドライヤーを使わない

 風呂上がりの脱衣所は、湿度の高い状態になっています。

 そこでドライヤーを使っても湿度の高い風が髪に当たってしまうので、上手く髪を乾かせません。

 少し手間ですが、寝室などに移ってからドライヤーを使うようにしましょう。


コツ5:冷風(送風)を上手く使う

 ドライヤーの冷風や送風機能は、ほとんど電気代を使いません。

 通常モードで1,200Wの電力を消費するドライヤーでも冷風モードならわずか25Wです。


 もちろん温風の方が早く乾きますが、最初は通常モードで素早く乾かして、後半は冷風モードでゆっくり乾かすなど、冷風モードを上手く利用すると電気代の節約になります。



おすすめのドライヤー


おすすめ1:リファ

 複数のサロンと共同開発し、サロンのような仕上がりになる"リファビューテックドライヤー"。

 リファドライヤーには2つのモデルがあり、"スマート"は定価38,000円。"プロ"は定価43,000円です。

 スマートとプロの違いは、プロはスカルプモードが搭載されているのと、マイナスイオンの発生量がスマートの1.5倍になっています。




おすすめ2:モンスター

 ダブルファンによる大風量が新しい"モンスター"は、髪を早く乾かしたい人におすすめのドライヤーです。

 ただ風量が強いだけではなく、スカルプモードやマイナスイオンの発生など、髪に優しい機能も完備しています。

 毛量が多い方や髪の長い方でも素早く髪を乾かせるのがメリットです。




おすすめ3:クレイツ

 サロンでも使われているメーカーながら、低価格商品もあるクレイツのドライヤーなら、1万円以下で購入出来ます。

 吹出口がスイングすることで、美容師のドライヤーを細かく振るテクニックを再現する機能が特徴の商品です。




おすすめ4:サロニア

 低価格でシンプルなデザインと機能のドライヤーです。





ドライヤーの便利な機能


機能1:スカルプモード

 スカルプとは"頭皮"のことです。

 ドライヤーの温風は100~120℃が標準ですが、この温度で頭皮に直接温風を当ててしまうと頭皮が荒れてしまいます。

 スカルプモードなら約60℃の温風に切り替わるので、頭皮に直接温風を当ててもダメージを負うことはありません。


機能2:コードレス

 コードレスドライヤーなら、髪を乾かす時に顔にコードが当たることはありません。

 一度の充電で15分ほどしか使えないのがネックになりますが、近年では長時間使えるタイプも出ています。


機能3:静音性

 一般的なドライヤーの騒音は、80~100dBです。

 静音性の高いドライヤーの騒音は、50~70dBです。

 深夜にドライヤーを使う方は、出来るだけ静音性の高いドライヤーを選ぶと良いでしょう。


機能4:マイナスイオン

 ドライヤーにマイナスイオンを発生させる機能がついていると、髪の保水率が高まり、髪にツヤが出ると言われています。



まとめ:ドライヤーは古いものでも電気代が変わらない


 ドライヤーは、他の家電と違い最新式の方が省エネ効果が高いということはなく、古いドライヤーも最新のドライヤーも電気代は同じです。

 また、低価格のドライヤーと高価格のドライヤーも電気代は同じですが、高価格のドライヤーになると、髪や頭皮に良い機能が付いています。

 髪や頭皮は容姿を決める大切な要素になるので、安さだけで決める必要はないと思います。


 また、電気代を節約するには、タオルや冷風機能を上手く活用することが重要です。

 その他の家電の節約方法は、『【まとめ】電気代節約方法12選!家電別にオトクな節約方法を解説します!!』をご覧ください。