炊飯器の電気代はいくら?
炊飯器1回分の電気代
加熱方式やご飯の量によって若干変わりますが、炊飯器で1回ご飯を炊くのにかかる電気代は約4.5円です。
早炊きモードの電気代
炊飯器についている早炊きモードは、実は通常モードと電気代は変わりません。
早炊きモードは、電気代のほとんどかからないご飯に水を吸わせる工程とご飯を蒸らす工程を省いているので、早く炊けるからといって電気代が低くなることはないのです。
むしろ機種によっては、急激に加熱をするためむしろ電気代が高くなるものもあります。
予約の電気代
炊飯器の予約機能にかかる電気代は限りなくゼロに等しいので、電気代を意識せず使うべき機能です。
むしろ予約機能を使わずに1時間も2時間も出来上がったご飯を保温している方が電気代が高くなります。
出来るだけ食べる直前に炊きあがるように予約機能を活用するのがおすすめです。
保温モードの電気代
ご飯を温めたままにする保温モードには大きな電力が必要になります。
ご飯を1回炊くのにかかる電気代は約4.5円ですが、保温は1時間あたり0.5円かかります。
およそ9時間の保温と1回の炊飯が同じ電気代になると覚えておくと良いでしょう。
炊飯器の1ヶ月の電気代
一般的な家庭が炊飯や保温機能を使った場合の1ヶ月の電気代は、平均して167円です。
年間で炊飯器にかかる電気代は、2,000円となります。
他の家電に比べれば消費電力はかなり低く、過度に節約に取り組む必要はありません。
炊飯器と土鍋のガス代はどちらが安いか?
土鍋をガスコンロにかけてご飯を炊く場合は、1回分で都市ガスなら約20円プロパンガスなら約40円のガス代がかかります。
土鍋で炊くご飯は美味しいと言われていますが、炊飯器に比べて光熱費が4~8倍も高くなります。
炊飯器の種類と消費電力
電気代の観点から見ると、3つのタイプに差はありません。
マイコン炊飯器
マイコン炊飯器は昔からある形式の炊飯器です。
炊飯釜の底の部分のみが発熱し、その熱を釜全体に伝えてご飯を炊いています。
構造がシンプルな分、本体代が安いのがメリットで、1万円前後で購入できるモデルが多いです。
IH炊飯器
IH炊飯器は、マイコン炊飯器よりも高火力で一気に炊き上げられるので、美味しいご飯が炊けます。
ただし、本体代が高く定価が3~8万円のモデルが多いです。
圧力IH炊飯器
IH炊飯器の中には、高圧力で加熱するタイプの炊飯器もあります。
普通のIH炊飯器と比べてさらに高い火力でご飯が炊けるので、さらに美味しいと評判です。
ただし、本体代はIH炊飯器より5,000円ほど高い傾向にあります。
電気代節約のコツ
コツ1:まとめて炊いて小分けに冷凍
炊飯器でもっとも手軽に出来る節約方法は、ご飯をまとめて炊くことです。
一度にまとめて炊いておき、すぐに食べない分は小分けにして冷凍保存します。
炊飯器の保温機能は、1時間あたり約0.5円の電気代がかかりますが、冷凍したご飯を電子レンジで解凍する時の電気代も1回約0.5円です。
つまり、1時間以上保温機能を使うケースでは、冷凍保存する方が電気代の節約になります。
コツ2:保温を使わない
炊飯器の保温機能は、1時間あたり0.5円です。
仮に毎日8時間保温機能を使うと、保温機能だけで1ヶ月の電気代は120円かかります。
年間なら1,440円もの電気代になるので、馬鹿にならない金額です。
コツ3:予約を上手く使う
ご飯を食べる1時間前にご飯が炊きあがってしまえば、1時間分の保温モードの電気代がかかります。
上手く予約機能を使って、ご飯を食べる直前に炊きあがるようにすると電気代の節約になります。
コツ4:エコ炊きモード
エコ炊きモードなら、もっとも電気代が安くなるように電力を調整してご飯を焚き上げてくれます。
通常モードの炊飯にかかる電気代は1回4.5円ですが、エコ炊きモードなら1回3.5円になります。
ただし、1回につき1円の節約効果しかないので、わざわざ数千円かけてエコ炊きモードが付いている炊飯器を買うのは本末転倒です。
炊飯器購入の際は気を付けましょう。
炊飯器の安い時期
3月と9月の決算セールと、7月と12月のボーナスセールが特に値引き率が高くておすすめです。
まとめ:値段だけがすべてではない
特に電気代に関しては、家庭全体に占める炊飯器の電気代の割合は低いので、節電効果の高さで炊飯器を選ぶのはあまりおすすめしません。
下記のリンクからより節電効果の高い生活家電の見直しをすると良いでしょう。
その他の家電の節約方法は、『【まとめ】電気代節約方法12選!家電別にオトクな節約方法を解説します!!』をご覧ください。