テレビの電気代は1時間いくら
仮に1時間10円、1日3時間テレビを視聴すると、電気代はこのようになります。
毎日3時間テレビを見る際の電気代
・1日の電気代 30円
・1ヶ月の電気代 900円
・1年の電気代 10,800円
ディスプレイタイプ別電気代
画面サイズなどが同じならば液晶テレビが最も安く、『液晶テレビ<有機ELテレビ≪プラズマテレビ』の順に電気代が高くなっていきます。
55型テレビの1日の電気代
・液晶テレビ 8.5円
・有機ELテレビ 11.0円
・プラズマテレビ 25.5円
液晶テレビ
現在最も普及しているのが液晶テレビです。
映像美と生産コストのバランスに優れているだけでなく、電気代についても最も安くなります。
特にこだわりがなければ、節約の観点から最もおすすめなのは液晶テレビです。
有機ELテレビ
液晶テレビと比較して、映像美に優れているのが有機ELテレビです。
ただし、製造コストが液晶テレビに比べて高く本体代も液晶テレビに比べて高額です。
また、電気代も同じ大きさの液晶テレビに比べて1.3倍ほど高くなります。
プラズマテレビ
プラズマテレビは、シェア争いに敗れ2014年までに生産を終了しています。
プラズマテレビは、液晶テレビや有機ELテレビに比べて電気代が2~3倍ほど高くなります。
さらに、現在プラズマテレビを使っている場合は、10年以上前の機種である可能性が高いので、新たに液晶テレビに買い換えるとかなりの電気代節約になるでしょう。
ディスプレイサイズ別電気代
もちろん画面の大きいテレビの方が消費電力も高くなり、電気代も高くなります。
液晶テレビの1日の電気代
・32V型(ワンルーム用) 3.8円
・43V型(リビング用) 5.6円
・55V型(リビング用) 8.5円
大きな部屋に小さなテレビでは見にくいのは当然ですが、狭い部屋に大きすぎるテレビも見にくくなってしまうので、適切なサイズ選びが見やすさと節約の観点から重要です。
テレビの電気代節約のコツ
コツ1:つけっぱなしにしない
テレビの電気代を節約する最も簡単な方法は、見ていない時にテレビの電源を切ることです。
料理をしている時や洗濯物を取り込んでいる時など、テレビを見ていないけどなんとなくテレビを付けっぱなしにしていることは誰にでもあることです。
仮に、毎日1時間テレビをつける時間を減らすと、年間で3,000円ほどの節約になります。
コツ2:明るさの調整
普段あまり操作をしない部分ですが、テレビのバックライトには大きな電力を消費しています。
昼間の明るい時には、バックライトも明るくしないと画面が見にくいですが、夜になったらバックライトを暗くすると良いでしょう。
最近のテレビには、明るさセンサーが付いており、室内の明るさに応じて勝手に画面の明るさを調整する機種もあります。
コツ3:音量の調整
音量は、明るさに比べれば電力の消費量の少ない部分ではありますが、不必要に大きな音でテレビを見るのは電気代の無駄になります。
特に集合住宅では近隣住民への迷惑にもなるので、音量には気をつけたいですね。
コツ4:省エネ性能の高いテレビ
経済産業省では、各家電の省エネ性能の高さを1.0~5.0までの41段階で評価しています。
家電量販店で並ぶ家電にも、それらの表示がされているので、迷った場合は液晶テレビの中でも省エネラベルの付いているものを選ぶと良いでしょう。
コツ5:主電源から消す
就寝時など長時間テレビを見ない時にはリモコンではなくテレビの主電源を切るという節約方法が知られています。
しかし、近年のテレビは主電源を切っていても番組表を更新したり色々な処理が行われているので、ほとんど節約効果はありません。
年間で数円の節約のために、手間をかけるのはあまり良い節約方法ではないでしょう。
コツ6:画面サイズに気を付ける
大型のテレビは見栄えも良く、不用意に大きめのテレビを購入しがちです。
しかし、画面が大きくなればなるほど電気代もどんどん高くなってしまうので要注意です。
そもそも部屋のサイズに合わないほどの大きなテレビだと、かえって見にくくなります。
待機時間の電気代
しかし、その電気代は1日0.2円、1ヶ月6.0円、1年でも72.0円なので、わざわざ主電源を切ったりコンセントを抜いたりしてもそれほど節約効果はありません。
手間やストレスがかかるので、この記事で紹介してきた別の節約方法を行う方が効率的です。
10年前のテレビの電気代は?
一般的な家電の10年前の製品と最新の製品を比べると、最新家電の方が10%ほど電気代が少ないです。
テレビに関しては、10年前のテレビと最新のテレビを比べると30~50%も電気代の差があります。
まとめ:テレビは製品選びが重要
電気代の観点からテレビを選ぶ時は、次の項目に注目すると良いでしょう。
電気代節約になるテレビ選び
・液晶テレビ
・(大きすぎない)画面サイズ
・省エネマーク
・明るさセンサー
・製造年数
その他の家電の節約方法は、『【まとめ】電気代節約方法12選!家電別にオトクな節約方法を解説します!!』をご覧ください。