ゴーストレストランは儲かる
ゴーストレストランは自宅で営業出来るので、飲食店や経営の初心者にもおすすめの業態です。
また、昨今ではテイクアウトや宅配の需要が増えてきており、これからさらに拡大していく分野であることは間違いないでしょう。
この記事では、ゴーストレストランの年収や初期費用、さらに儲けるコツを解説します。
ゴーストレストランの年収
一つのメニューに絞ることなく、メニュー数の多いお店の方が年収が高くなります。
中には、自宅で複数の専門店を営業している人もおり、そのような人の年収はさらに高い傾向にあります。
ゴーストレストランの初期費用
自宅のキッチンで開業出来るので、普通の飲食店の開業資金の1/10以下で開業出来ます。
例えば、カレー屋を始めるのなら、自宅にある炊飯器と鍋を使えば良いので、新たに設備を購入する必要はありません。
その場合は、最低限の使い捨て容器などの備品を揃えるだけで良いです。
ゴーストレストランのメリット
メリット1:初期費用が安い
普通の飲食店を開業する場合、物件取得費や内装費などで合計1,000~1,500万円が初期費用としてかかります。
しかし、自宅のキッチンで開業出来るゴーストレストランなら、調理器具や使い捨て食器類を揃えるだけで良いので、50~100万円もあれば開業出来ます。
これだけ初期費用が安いのなら、『試しに開業してみる』という気軽な気持ちで始めてもそれほどリスクはないでしょう。
メリット2:ランニングコストが安い
飲食店の一番の悩みは、家賃と人件費です。
ゴーストレストランなら自宅で一人で開業するので、ランニングコストはほとんどありません。
よって、例えば半年や1年休業しても良いですし、1日2~3時間の短時間勤務でも経費で赤字になることもありません。
ランニングコストが安いことで、自由な働き方が実現可能です。
メリット3:一人で経営出来る
いきなり人を雇ってお店を開くのは勇気がいりますが、ゴーストレストランなら一人で営業出来るので、気楽に始められます。
人を雇うとその管理に時間や神経を注がねばならず、本当にやりたかった"料理を作って売る"という作業に注力出来なくなります。
『自分の作った料理を誰かに食べてもらいたい。』とか、『得意な料理でお金を稼ぎたい。』と考えているのなら、一人でゴーストレストランを経営する方が合っているかもしれません。
ゴーストレストランのデメリット
デメリット1:配達料が高い
ゴーストレストランは、ウーバーイーツや出前館などを使って商品を客へ届けます。
お店側が支払う配送料は売り上げの35~40%にもなるので、その分を価格に上乗せすると商品の価格が高くなってしまいます。
デメリット2:プラットフォームに依存
ゴーストレストランは、ウーバーイーツや出前館のようなデリバリーサービスを利用して販売します。
もし、それらのサービスが改悪されてしまったりサービス終了してしまうと、ゴーストレストランは販売方法を失います。
これだけの巨大なプラットフォームがいきなりなくなることは無いでしょうが、長期的にゴーストレストランを経営していくことを考えるとリスクが高いです。
デメリット3:注文されない
実店舗を持たないゴーストレストランは、客側からすると不信感があります。
有名なチェーン店の方が商品の質は保証されているので、多少割高でもそちらを注文する人の方が多いでしょう。
精力的にポスティングを行って集客したり、一度注文してくれた人をリピーターにさせるなど、集客力の弱さをカバーする取り組みが重要になります。
ゴーストレストランのコツ
コツ1:商品の質にこだわる
メニュー表に載っている写真と実際に届いた商品があまりにも違いSNSで批判されているのを見たことはあるでしょうか。
始めてそのお店で商品を注文する客は、そのお店の評判をネットで検索します。
その検索結果に良い評判が流れるように、商品の質には特にこだわりましょう。
コツ2:紙媒体の広告を打つ
実店舗を持たないゴーストレストランへの信頼感は低いです。
そこであえて紙ベースの広告を打つことで、客は安心感や信頼感を持ちます。
中には、デリバリー系の広告をまとめて保管しておき、デリバリーサービスを利用する時にそこから商品を探す人もいるので、紙媒体の広告とゴーストレストランの相性は良いです。
コツ3:複数の専門店を経営する
ゴーストレストランは、一つの拠点で複数のお店を営業出来ます。
中には『ずるい』と批判的な意見もありますが、ネット業界では当たり前の営業方法なので、複数の専門店を同時に経営するのはおすすめです。
コツ4:複数のデリバリーサイトに登録する
ウーバーイーツや出前館など、複数のデリバリーサイトに登録しましょう。
こちらの労力が変わらないまま単純に露出機会が増えるので、売り上げが上がります。
まとめ:ゴーストレストランは複数店舗運営で稼ぐ
複数の専門店を同時に経営して、複数のプラットフォームに登録すれば、ある程度の販売数を得られるでしょう。
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