ケーキ屋経営は儲からない
実際に、黒字化している企業はわずか34%しかありません。
ケーキ屋が儲からない理由は、原価率の高さや廃棄率が影響しています。
ケーキ屋オーナーの年収
一部の成功しているオーナーの年収は高いですが、最低賃金を大きく割っているようなオーナーもたくさんいるので、平均年収が低くなっています。
ケーキ屋経営のメリット
メリット1:好きなことを仕事に出来る
ケーキ屋は子供の憧れの仕事の一つで、ケーキ屋を経営している人のほとんどは夢を叶えるためにケーキ屋を開業しています。
好きなことを仕事に出来ることほど幸せなことはありません。
反対に、それほどケーキ屋に興味がない人がケーキ屋を開業するのは儲からないのでおすすめしません。
ケーキ屋経営のデメリット
デメリット1:長時間労働
労働環境が改善されている現代において、ケーキ屋は昔ながらの長時間労働が蔓延しています。
開店から閉店まで働くのはもちろんですが、開店前の仕込みから閉店後の片付けまで行うと、月400時間も働くオーナーがかなり多いです。
残業をしない会社員の労働時間が月200時間なので、その倍の仕事を毎日している計算になります。
デメリット2:コンビニスイーツの台頭
ここ数年でコンビニ各社は集客の目玉として、スイーツ商品に力を入れてきました。
大企業が多額の費用をかけて開発した商品の品質はかなり高く、テレビでコンビニスイーツの特集が頻繁に組まれていることからもその人気が分かります。
わざわざケーキの為だけにケーキ屋に足を運ぶ人は、これからさらに減っていくでしょう。
デメリット3:廃棄ロスが多い
ケーキは作った分をその日の内に売り切らなくてはなりません。
もちろん残った分はすべて廃棄処分になります。
かと言ってショーケースがスカスカでは誰も買ってくれません。
メニュー数が増えれば増えるほど、廃棄するケーキの量も増えてしまうので、無計画に種類を増やすことはおすすめしません。
ケーキ屋経営のコツ
コツ1:焼き菓子を売る
ケーキ類は、原価率が高く消費期限も短いので、実は売れてもほとんど儲かりません。
ケーキ屋は、派手なケーキで集客をして、原価率が低く消費期限の長い焼き菓子で利益を出しています。
店舗レイアウトを工夫して焼き菓子が目線に入るようにしたり、オリジナル商品を開発したりと、焼き菓子が売れる工夫をしましょう。
コツ2:贈答用に力を入れる
日持ちが良く持ち運びも容易な焼き菓子は、贈答用に選ばれやすい商品です。
ラッピングサービスを行ったり、貰って嬉しい見た目にしたりと、贈答品としても売れるようにしましょう。
コツ3:季節イベントを取り入れる
ケーキ屋が一番忙しいのは、間違いなく"クリスマス"です。
その他にも"バレンタイン"や"ハロウィン"など、意外にも毎月のようにケーキ類が売れる季節イベントがあります。
それらの時期に各イベントに合った商品を提供しましょう。
コツ4:オリジナル商品の開発
普通のプリンならスーパーやコンビニで100円で買えます。
しかし、ブランド化された高級プリンは1つ1000円するものもあります。
オリジナル商品は、高値でも売れます。
中には、一つの商品だけで年収1000万円以上稼いでいるお店もあります。
まとめ:ケーキ屋は儲からないから辞めとけ
また、ケーキ屋のオーナーは、長時間労働が当たり前の世界です。
夢や目的もなくケーキ屋を経営するのは、おすすめ出来ません。
それでも、オリジナル商品がブレイクしたり、地域に根付いてリピーターを獲得していければ、会社員以上の収入を目指せるでしょう。