メキシコペソの長期保有は儲かる?


 高金利通貨のメキシコペソは、FXの長期投資で人気の通貨です。

 メキシコペソを長期保有することで、毎日金利収入(スワップポイントが得られるので、長期保有しているだけでも儲かる可能性のある投資手法になります。


 そこで気になるのが、メキシコペソを長期保有した場合の利回りや、ドルコスト平均法(積立投資)とメキシコペソ投資の相性が良いのかではないでしょうか。

 この記事では、それらを一つ一つ丁寧に解説していきます。



メキシコペソの長期保有の利回りは?


 メキシコペソをロングポジションで持った場合の利回りは、為替の変動幅やレバレッジの倍率によって大きく変わります。


 メキシコペソで長期投資をする場合の適正レバレッジは3倍以下です。

 レバレッジ3倍の状態で比較的メキシコペソの為替相場が安定しているときの利回りは、年利15~20%にもなります。


 ただし、高金利通貨であるメキシコペソは常に下落圧力がかかっており、通貨価値の下落が続いているので、投資する時期によっては、年利数%になることもあります。

 また、スワップポイントが貯まる前の初期段階で暴落に会うと、レバレッジ3倍でもロスカットになる可能性もあります。

 リスクとリターンは表裏一体のため、高いリターンを狙うとそれだけリスクも高くなります。



メキシコペソの長期投資は不労所得になるのか?


 メキシコペソを長期保有することは不労所得になります

 ただやはり、リスクとリターンは釣り合っているものであり、これだけのハイリターンが期待出来る裏側には、それと同等のリスクもあることは覚えておきたいですね。

 少なくともここ5年は、メキシコペソを保有しているだけで不労所得を受け取ることが出来ていました。


 レバレッジ3倍だと日々の値動きが気になって本当の意味での不労所得にならないと感じる場合は、レバレッジを2倍や1倍に下げれば安全に資金を増やしていけるでしょう。



メキシコペソ投資にドルコスト平均法は有効?


 メキシコペソのような値動きが不安定な投資商品にドルコスト平均法は相性が良いです。

 ドルコスト平均法なら、メキシコペソが高いときはあまり購入出来ず、メキシコペソが安いときに多く購入出来るので、自然と購入レートが低く抑えられます。


 ただ、投資開始時点で既に多額の資金を持っている場合にドルコスト平均法を行うと、寝かせたままの資金が多くなってしまい投資効率が下がってしまうので、最初から100万円や1000万円の資金があるのなら、いきなり全額を投資した方が上手くいくことが多いです。


 ドルコスト平均法で投資をしていると、『価格が高くてあまり買いたくないな』と感じたり、『価格が安いからもっと買っておきたいな』と感じるときもありますが、感情に流されることなく決められたルール通りに積み立てていくことがポイントです。



メキシコペソと積立投資の相性は?


 メキシコペソのような高利回りの金融商品と積立投資との相性は良いです。

 さらに投資効率を高めるために、得られたスワップポイントを再投資して複利運用をしていくと、数年後には資金が雪だるま式に増えていくようになります。

 最初のうちはほとんど資金がないのであまりリターンを感じられませんが、資金とポジションが積み上がってくるといずれ入金額よりも金利収入の方が多くなるブレイクスルーを迎える時がきます。


 注意点として、最初からまとまった資金を持っている場合は、わざわざ小分けに積み立てるよりも一気に投資した方が資金を寝かせずに済み、リターンが高くなります。



メキシコペソでほったらかし運用は可能?


 メキシコペソ投資は、株式投資や不動産投資と比べるとハイリスクハイリターンです。

 レバレッジ1倍程度で安全に投資をするならほったらかし運用は可能ですが、レバレッジを3倍まで高めてしまうと定期的なメンテナンスが必要です。

 完全なほったらかし運用をしたいのなら、レバレッジを1倍にするか株式や債権などより安全な金融商品に投資をすることをおすすめします。


 それでもメンテナンス程度なら労働とは言えないと思うなら、メキシコペソは不労所得を得る方法として優良です。



まとめ:メキシコペソの長期投資は儲かる


 メキシコペソの長期投資はハイリスクハイリターンで儲かります。


 確かに、株式や債権に比べればリスクは高いですが、その分得られるリターンは他の投資商品では考えられない年利15~20%にもなるので、投資対象としての魅力は高いです。

 レバレッジ3倍まで高めてしまうと、時々ポジションのメンテナンスが必要になりますが、レバレッジを2倍以下に抑えておけば、本当の意味で不労所得になるでしょう。


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