ペットトリミング経営は儲かるのか


 現在の日本では、ペットを飼うことが当たり前になっており、犬は700万頭、猫は800万頭もペットとして飼育されています。

 また近年では、ペットを家族同然と考える飼い主も増えており、彼らがペットにかけるお金は年々増加しています。


 そこで気になるのが、ペットトリミングは儲かるのかということです。

 結論を申し上げると、生活をしていけるだけの収入を得ることは可能ですが、会社員の平均年収以上を稼ぐのはやや難しいです。

 この記事では、ペットトリミング経営の年収や、さらに売り上げを伸ばすコツなどを解説します。


ペットトリミングオーナーの年収


 ペットトリミングオーナーの平均年収は300万円です。

 一般的なサラリーマンの給料と比べるとやや低く感じますが、ペットトリミング業界自体が低収入の傾向にあるので、独立した方が雇われより収入が多くなります。


ペットトリミング経営のメリット


メリット1:自由な仕事が出来る

 ペットトリマーとして働いていると、『自分ならこうするのに・・・』というジレンマを感じることもあるでしょう。

 独立して自分でお店を経営すれば、自分の思い通りの仕事が出来ます。


メリット2:収入が上がりやすい

 ペットトリマーは、年収の低い業界です。

 雇われとしてペットトリマーになってしまうと、月給15万円年収200万円のような生活していくのもままならない年収になることもあります。

 自分でお店を経営すれば、それ以上の収入になるケースが多いです。


ペットトリミング経営のデメリット


デメリット1:精神的に疲れる

 ペットトリミングは、精神的に非常に疲れる仕事です。

 ペットは人間と違いカット中に急に動いたり暴れたりすることもあります。

 ちょっとした油断でペットに怪我をさせてしまうこともあるので、カット中は常に集中力を切らす暇がありません。
 

デメリット2:固定客がつくまでが辛い

 人間の美容院と同じで、ペットトリミングも固定客が売り上げの大半を占めています

 やはり大切なペットを預けるので、信頼出来るお店にカットを任せたいと考えるのが飼い主の気持ちです。

 固定客がつくまでは売り上げが安定せず、最低でも1年は赤字経営になる覚悟と準備が必須です。


ペットトリミング経営のコツ


コツ1:出張トリミング(ホームトリマー)

 出張トリマーとして活動するのなら、実店舗を持たなくて良いので固定費の節約になります。

 ペット自身も慣れた自宅でカットするので、落ち着いて施術を受けてくれます。


 ただし、店舗が無い分だけ信用力が乏しいので、ホームページをしっかりと作り込み、SNSで営業の様子を伝えたりするなど、利用者が安心して依頼出来る環境を作りましょう。


コツ2:ペットホテル

 実店舗型でペットトリミング屋を経営するのなら、是非ペットホテルサービスも検討しましょう。

 預かるついでにカットも依頼されるので、売り上げアップに繋がります。


 しかし、人件費が多くかかるようになってしまうので、しっかりと事業計画を立ててから実施することをおすすめします。


まとめ:ペットトリミング経営は儲かる可能性がある


 近年では、ペットを人間同様に家族として考えている人も多く、ペットに対してならお金をかけても良いと感じている人も大勢います。

 しっかりと技術力を高めて、高いサービスを提供していけるのなら、十分に生活していけるだけの稼ぎを得ることも難しくありません。