ホタテ漁師の年収
ホタテ漁師は、漁師の中では高くもなく低くもない、平均的な収入を得ています。
しかし、北海道にはその金額を遥かに超えた"ホタテ村"があります。
北海道猿払村のホタテ漁師
北海道の北部にある猿払村ではホタテの養殖が盛んに行われています。
こちらの村の水揚げ金額を組合員数で割った1戸あたりの金額はなんと3300万円。
ここから市場や組合への支払い等々がありますし、1戸あたりの金額なので参考程度となります。
しかし、自治体別平均年収ランキングでは、東京都がランキング上位を占めるなかで全国第3位となっています。
ホタテ漁師の仕事内容
養殖には合計で約2年の歳月が必要になります。
春に採苗器という器具を海に投入して、ホタテの卵や幼生(赤ちゃん)を採集します。
夏頃に採苗器を回収すると稚貝(子ども)がたくさん出来ています。
その中で状態の良いものを選別して、さらに成長をさせます。
採苗からおおよそ2年後、成長したホタテを水揚げして出荷します。
ホタテ漁師の1日
しかし、他の漁師と同じように、早朝の4~5時くらいから仕事を開始して、昼過ぎに仕事を終えるのが一般的です。
その間、足場が不安定な船上で、ホタテが繋がれている縄を引き上げたり降ろしたりを永遠と続けるので、とても体力を使います。
ホタテ漁師はきつい?
しかし、漁師の中でもさらに過酷と言われるカニ漁やマグロ漁と比べるとマシなレベルで、体力に自信のある人なら十分にこなせるでしょう。
それでも一日中力仕事を続けるので、体力に自信のある人でも慣れるまではきついことは覚悟しておきましょう。
ホタテ漁の求人
地理的には北海道と東北地方の求人がほとんどで、短期募集の求人が多いです。
アルバイトとして働いてみて、本格的にホタテ漁師になりたいと感じたら、その職場の人に相談すると色々と教えてくれるでしょう。
まとめ:ホタテ漁はそれなりに儲かる
また、北海道猿払村では、"ホタテ御殿"が立ち並ぶほど高収入な仕事にもなっています。
仕事内容は重労働ではありますが、カニ漁やマグロ漁ほど過酷ではなく、それなりに体力に自信があれば十分にやっていけるでしょう。