悩み相談屋経営は儲かるのか


 悩み相談屋は、スマホ一つで始められるので副業として人気のビジネスです。

 しかし、参入者が多くライバルも多いので、それだけで生活していくだけの仕事量を確保することは難しいです。


 それでも、依頼料は1分100円が相場となっており、そこから出品手数料などが引かれますが、割と儲かる仕事と言えるでしょう。


悩み相談屋経営のメリット


メリット1:無資格で働ける

 悩み相談屋は、無資格で始められるビジネスです。

 臨床心理士などの資格を持っている方がより満足度の高い相談を行えますが、それよりも実際に悩み相談屋として経験を積んでいくことの方が技術のレベルアップに繋がります。


メリット2:無料の通話手段が豊富

 かつては家庭の電話でしか悩み相談を受ける方法がありませんでしたが、今ではLINEZoomなど、様々な手段で無料通話出来るようになりました。

 電話番号を知られるのが怖いという人も、LINEのアカウントなら知られても良いと考えていることもあります。


メリット3:単価が高い

 悩み相談屋の相場は、1分100円です。

 単純計算すると時給6,000円になりますが、1回の相談は5~10分の物が多いです。

 より客単価を高くするには、『喋っていて楽しい』と思わせることが大切です。


メリット4:様々な話を聞ける

 様々な業種や環境に身を置いている人の話を聞けるので、自分が経験したことの無い世界を知れる楽しさもあります。

 そこで得られた知識を別の相談者との会話で使用したり、本業や私生活で役立てたりすることもあるでしょう。


悩み相談屋経営のデメリット


デメリット1:集客が難しい

 悩み相談屋は、無資格で初期費用もかからずに始められるので、お手軽な副業として人気です。

 実際にココナラで"悩み相談"の出品は7万件以上、電話相談に限定しても2万件以上の出品があります。

 2万件の中から自分の出品を見つけてもらうのは至難の業です。


デメリット2:ストレスを受ける

 悩み相談とは言いつつも、実際には"愚痴聞き"を行うことになります。

 ネガティブな言葉は、聞いているだけでもストレスを感じます。

 毎日、たくさんの愚痴を聞いていると、自分もネガティブな思考に陥りがちです。

 特に感受性が豊かな人には辛い仕事になるかもしれません。


デメリット3:収入が不安定

 悩み相談は、出品者が多いのでなかなか仕事を受注出来ません。

 収入が不安定になるので、これだけで生活をしていくことは難しいでしょう。

 あくまで副業として行うか、積極的にSNSやYOUTUBEで露出して有名インフルエンサーのようになり、収入の安定化を目指すことになります。


悩み相談屋経営のコツ


コツ1:傾聴力を高める

 "悩み相談"と聞くと、相手の悩みに対して適格なアドバイスをすることのように思われます。

 しかし実際には、『自分の抱えている不満をただ聞いてほしい』と考えています。


 相手が心地よく話せるように上手にあいづちを行い、"相手8:自分2"くらいの割合で話をさせてあげると喜ばれます。


コツ2:相手の求めていることを察知する

  傾聴力を高めて相手に話をしてもらうと、色々な情報が手に入ります。

 その中で相手が不満に思っていることに共感してあげたり、努力していることを認めてあげたりすると、『この人は私のことを分かっている。』と感じてもらえます。

 通話で話相手をするので"ながら作業"が出来てしまいますが、よそ事をせずに集中して相手の様子や求めているものを観察しましょう。


コツ3:資格を取得する

 無資格でも始められる悩み相談屋ですが、資格を持っていると相談者としての泊が付きます。

 同じ価格で無資格者と有資格者が出店していた場合、有資格者の方に相談が集まるのは自然なことです。

 また、資格取得のために知識を体系的に学ぶので、スキルの向上も期待出来るでしょう。


まとめ:悩み相談屋は競争が激しい


 悩み相談屋は無資格でも始められるので、競争の激しいビジネスです。

 そこで、相手の悩みを的確に拾い相手の求めているリアクションをする力を伸ばすことで、ライバルと差が付き、たくさんの仕事を受注出来るようになるでしょう。