イカ漁師の年収
マグロ漁やカニ漁と同じ遠洋漁業であるイカ漁は、マグロ漁やカニ漁と同様に高い年収が期待されます。
イカ漁の方法
光でイカを集める独特な漁をテレビなどで見たことがある人も多いでしょう。
実は、イカは光を嫌う生物であり光が直接イカを集めている訳ではありません。
光によってプランクトンが集まり、それを餌にする小魚が集まり、小魚を餌にするイカが集まるといった流れがあります。
それでもイカは光を嫌うので、直接光が当たる所ではなく、光の当たらない船の底などに多くのイカが集まっています。
光と電気代
かつてイカを集める集魚灯には、白熱灯や水銀灯が使われていました。
集魚灯の光は『人工衛星からも見えるほど明るい』と言われており、その電気代も高額でした。
しかし近年では、白熱灯や水銀灯の20~25%の消費電力で同じ明るさを作り出せる"LED電球"が普及したことで電気代が下がっています。
イカ漁のシーズン
イカは一年を通して釣れますが、4~6月と10~11月がイカ漁のピークです。
春の4~6月には産卵を控えた親イカが釣れ、秋の10~11月には大きく成長した子イカが釣れます。
都道府県別漁獲量ランキング
イカ漁獲量ランキング
1位:青森県 【八戸、むつ】 (23.8%)
2位:北海道 【函館、小樽】 (18.5%)
3位:兵庫県 【新温泉、香美】 (7.2%)
4位:長崎県 【対馬、壱岐】 (6.6%)
5位:宮城県 【気仙沼、南三陸】 (4.7%)
全国各地でイカ漁は盛んに行われていますが、青森県や北海道などが特に有名です。
まとめ:イカ漁は燃料費との闘い
その平均年収は800万円です。
しかし、船を動かす燃料代だけでなく、集魚灯のための電気代もかかるので、効率的にイカを漁獲出来ないと赤字になることもあります。
これからイカ漁師になろうと考えている人は、イカ漁の盛んな北海道や青森県に移住するのがおすすめです。