シラスウナギ漁は儲かる
"シラス"と聞くと白い小魚をイメージする人が多いと思いますが、シラスは『ウナギ・イワシ・アユ・ニシン』など白い稚魚の総称です。
成体のウナギが1匹1,000~4,000円ほどで売買されていることを考えれば、その稚魚であるシラスウナギも高単価なのは明白です。
実際に、シラスウナギは年によって大きく変動しますが、1kgあたり100~200万円が相場です。
シラスウナギ1匹がだいたい0.3gなので、1匹あたり450円の計算です。
わずか0.3gの稚魚に400円以上の価格が付くことを考えると、やはりかなり高単価だと言えます。
シラスウナギの価格推移
シラスウナギの価格は、ここ20年でおよそ4倍も高騰しています。
20年前には1kgあたり約50万円でしたが、現在では100万円未満になることはまずありません。
実際に、ヨーロッパでは乱獲によりウナギが絶滅危惧種になっています。
世界各国はウナギの漁獲に制限を設けて保護を行っていますが、密漁も起こっており漁獲量の減少と価格の高騰に歯止めがかかりません。
よって、今後も現状レベルかさらに高値になることが予想されます。
シラスウナギ漁を行うには?
シラスウナギを勝手に捕ることは密漁にあたるため、漁業権を取得する必要があります。
しかし、シラスウナギの保護のため漁業権の数は少なく、さらに儲かるという情報も出回っているため、現在は抽選になっています。
抽選に選ばれれば、船も大型設備も必要なくタモ一つで始められるので、副業としても行えます。
それでも、中には自作の道具を作っている人もいます。
シラスウナギ漁のシーズンは12月から4月です。
この時期に河口付近から川の上流に向けて遡上を行います。
遡上は夕方頃から始まり、満潮になる夜にピークを迎え、翌朝には完了します。
よってシラスウナギ漁は、夜に行われるのが普通です。
まとめ:シラスウナギ漁は漁業権がカギ
しかし、その人気もあり漁業権は抽選になっています。
本業にするには不安定ですが、副業としてなら十分に旨味があると言えます。